受取手形

2022年6月22日2024年5月8日

受取手形とは、商品取引において発行した手形債権のことです。

受取手形とは

受取手形は、得意先との間に発生した営業取引に関する手形債券のことです。

手形には約束手形と為替手形がありますが、会計上は手形金額を受け取る権利が発生するものはすべて受取手形と呼ばれます。

受取手形は売上に関して用いられる債務の性格を持つ、流動資産です。

商品売上3,000円分を約束手形として受け取った。

借方	金額	貸方	金額
受取手形	3,000	売上	3,000

受取手形と売掛金の大きな違いは、銀行（第三者）を挟むかどうかです。受取手形は、銀行で振り出した手形を受け取るため、第三者が仲介します。

一方の売掛金は、単に未入金の債権を帳簿に着けるだけです。第三者を通さないため、信用の点では受取手形よりも落ちてしまいます。

受取手形の関連語を確認しておきましょう。

支払手形も買掛金同様、流動負債にカテゴライズされます。

買掛金と支払手形の違いについて、買掛金は特に書類などを発行しませんが、支払手形の場合は特定の書類でやり取りするといった決まりがあります。

営業外受取手形は、備品・有価証券・車両などの営業外の取引を起因とする手形債権のことです。

営業外受取手形で用いられるのは約束手形のみに限定されます。

受取手形は売掛金同様、よく出てくる負債の勘定科目です。

手形取引の基礎となるので、しっかりと仕訳を覚えておきましょう。