[基本情報技術者試験]一夜漬けは可能?現役SEの観点から答えます。
基本情報技術者試験の勉強時間についてネットやSNSで調べていると、一夜漬けで合格できるといったコメントが見られます。
「一夜漬けができる」と油断してしまうと勉強を先へ先へ送りがちになってしまいます。実際に基本情報技術者試験を一夜漬けで対策できれば良いですが、大半の人はまず不可能です。
今回は基本情報に一夜漬けで合格している人の特徴や、一夜漬けしたい方へのアドバイスをしていきます。
本記事のまとめ!
- 未経験の人が基本情報技術者試験を一夜漬けで突破するのはまず無理
- 基本情報技術者試験を一夜漬けで突破できるのは現役のSEや科目免除がある人だけ
- 基本情報技術者試験を突破したいなら、通信講座などで地道に対策しよう。
未経験で基本情報技術者試験を一夜漬け合格はまず不可能
冒頭でも触れた通り、基本情報技術者試験に一夜漬けで合格するのは至難の業です。
基本情報技術者試験の一夜漬け合格が難しい理由は以下の通りです。
基本情報技術者試験で問われる範囲が広い
基本情報技術者試験の出題範囲は広いです。具体的には以下のような内容が問われます。
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
数学的な考え方から企業戦略、さらには法律まで幅広い知識が必要なため、一夜で覚えられる内容ではありません。
科目bのプログラミングは一長一短で対策できない
基本情報技術者試験で特に関門なのが、科目Bです。科目Bのプログラミングは一長一短でできません。
プログラミングは何度も繰り返し学習し、トライ&エラーを重ねる必要があるため、未経験者がすぐに解くことは不可能です。
運に頼るにも無理がある
基本情報技術者試験の問題はマークシートなので、科目Aであれば1/4、科目Bでも1/4~1/8くらいの確率で正答できます。
適当にやっても期待値で25点くらいは取れる計算です。しかし基本情報技術者試験の合格点は60点以上なので、現実的ではありません。
基本情報技術者試験を一夜漬け合格できる人の特徴
少ないですが、本当に基本情報技術者試験を一夜漬けで突破できる人は少なからずいます。しかし以下のような特徴がある場合がほとんどです。
業界経験者
一夜漬けでも合格できる可能性が一番高いのは、IT業界経験者です。
基本情報技術者試験の内容は広いですが、業務で使う内容ばかりです。バリバリの現役エンジニアからしてみると、改めて勉強は不要と感じる方もいます。
普段自分が使わない技術や知識だけ改めて取り入れるくらいであれば、一夜漬けで対応できる人もいます。
再受験者
基本情報技術者試験や、その上位試験などを過去に受験していた場合も、一夜漬けで合格できる可能性はあります。
しかし、過去に一度落ちている場合、再度受けても一夜漬け程度では受からない場合があります。
過去に受けたからと舐めてかかると同じことの繰り返しになるので、次は落ちないように注意すべきです。
科目A(旧午前試験)免除者
基本情報の科目Aは、特定の通信講座を受講していれば免除されます。
免除されていれば勉強量は抑えられるため、人によっては一夜漬けでの突破も可能です。
基本情報技術者試験に合格したいなら、一夜漬けは避けてコツコツ積み上げよう
未経験で基本情報技術者試験に一夜漬け合格するのは、まず不可能です。
基本情報技術者試験に受かるためには、しっかりと前もって計画を立てて地道に勉強を進めていくしかありません。
基本情報技術者試験に合格するために、以下の点は押さえておきましょう。
基本情報技術者試験に必要な勉強時間を把握しよう
一般的に未経験者が基本情報技術者試験に合格できるまでの必要な勉強時間は150時間~200時間とされています。
1日1時間しか確保できない場合、最低でも5ヵ月は必要です。しっかりとスケジュールを立て、合格できるように計画的に勉強を進なければ合格できません。
科目A免除で基本情報技術者試験の勉強時間は短縮できる
基本情報技術者試験の勉強時間は150時間前後ですが、科目A試験の免除を受けることで勉強時間を減らせます。
科目A免除を受けるには特定のスクールや教育機関を利用する必要があるため、別途費用はかかります。しかし、スムーズに合格したいなら一度検討してみましょう。
科目Aの免除については、以下の記事で解説しています。
通信講座を活用すればスムーズに合格できる!
基本情報技術者試験を突破したいなら、通信講座もおすすめです。
通信講座を使えば科目A免除を受けられるだけでなく、わからないところをすぐに聞けるため安心感を得られます。
基本情報技術者試験の対策ができる通信講座をまとめたので、参考にしてみてください。
スタディング
受講料 (税込) |
31,300円~ |
受講期間 | 該当年度 |
科目A試験対策 | ・基本講座(ビデオ・音声):70講座(合計約38時間) ・WEBテキスト:70講座 ・スマート問題集:70回(705問) ・セレクト過去問集(科目A試験):17回(246問) |
科目B試験対策 | ・科目B基本講座(ビデオ/音声):4講座(合計約1時間30分) ・科目B解法講座(ビデオ/音声):3講座(合計約1時間30分) ・WEBテキスト:7講座 ・科目B試験対策問題集:アルゴリズムとプログラミング 1回(16問)・情報セキュリティ 1回(4問) |
サポート・特典 | 無料講座登録で初回5%OFF |
公式HP | https://studying.jp/kihonjoho/ |
忙しい社会人でもスマホ一台あればいつでもどこでも、動画を観たり問題を解いたりできます。また、受講申し込み後はすぐに勉強を開始できます。
受講料も3万円台と安く、他の基本情報技術者試験対策講義と比較しするとリーズナブルです。
BizLearn
受講料 (税込) |
29,040円~ |
受講期間 | 該当年度 |
受講形態 | 通信講座 |
教材 | ・合格ナビゲーション ・実力養成レッスン ・午前問題 ・午後問題 ・午前免除修了試験 |
サポート・特典 | ・チューター付eラーニング ・科目A免除修了試験2回 |
公式HP | https://www.bizlearn.jp/lp06/femenjyo02.html |
価格が3万円を切っておりリーズナブルであり、科目A免除修了試験が受けられる点も魅力です。科目Bに集中して試験を受けたい方は、BizLearnを活用しましょう。
もちろん、科目Bのセキュリティ・プログラミングについても、徹底的に解説されています。
その他の基本情報技術者通信講座
スタディング・BizLearn以外にも、多くの通信講座でITパスポートの対策講座を開講しています。以下の記事では各講座の価格や特徴を徹底的に比較しているので、一度目を通してみてください。
基本情報技術者試験の一夜漬けについてよくある質問
- 基本情報技術者試験対策に一夜漬けは不可能ですか?
- IT業界未経験者はまず、一夜漬け合格できません。よほどのベテランか受験経験者であれば可能性はあります。
- 基本情報技術者試験に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要ですか?
- 一般的には150時間~200時間必要だと言われています。
- 基本情報技術者試験の科目Bだけなら、一夜漬け合格できますか?
- 基本情報技術者試験の科目Bはプログラミングがメインです。対策が難しいので一夜漬けはまず無理です。
基本情報技術者試験の一夜漬けはまず不可能
本記事のまとめ!
- 未経験の人が基本情報技術者試験を一夜漬けで突破するのはまず無理
- 基本情報技術者試験を一夜漬けで突破できるのは現役のSEや科目免除がある人だけ
- 基本情報技術者試験を突破したいなら、通信講座などで地道に対策しよう。
結論として、基本情報技術者試験で一夜漬けすることはまず不可能です。しかし、通信講座などを利用してしっかりと戦略を建てれば大幅に勉強時間を抑えることは可能です。
中には昇進や転職のために早く取得したい!と言った方もいると思います。そこは焦らず慌てず、綿密に計画を練ったうえでどうすれば時間短縮で合格できるかを考えて勉強を進めることが、合格への最短ルートです。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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