基本情報の正式名称は?履歴書への書き方はコレ!
念願の基本情報技術者試験に合格し、いざ転職に踏み切ろうとした時に、
と言った具合に、正式名称が分からずに履歴書にどのように書けば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
基本情報をせっかく取っても、書き方が悪くて相手に悪印象を与えてしまっては本末転倒です。
この記事では、基本情報の正式名称と履歴書への書き方を徹底的に紹介していこうと思います。
基本情報の正式名称は「基本情報技術者試験」
あらためて、基本情報の正式名称は基本情報技術者試験です。試験まで入れる必要があるのでしっかりと書いておきましょう。
履歴書にはどのように書く?
履歴書に書く場合、相手は上司や友達と言った仲間内ではなく自分の事を知らない赤の他人です。
そのため、基本情報の様に砕けた書き方をしてしまうとマナーのなっていない奴だ、と悪印象を持たれてしまい最悪の場合それだけで落とされる可能性もあります。
しっかりと丁寧に、きれいな字で一言一句間違えないように書きましょう。
日付の書き方
履歴書の資格欄には基本情報技術者試験と書く必要がありますが、欄の中には資格名だけでなく日付の項目があると思います。
この項目は受験日ではなく取得日、要するに合格発表があった日を書きましょう。
合格発表があった日はIPAの公式ページか、もしくは合格証書を参考にすると良いでしょう。
万が一受験票や合格証書を失くしてしまった場合、IPAに問い合わせる必要があり時間の面でもお金の面でもロスをしてしまいます。
具体例
具体的な書き方を見てみましょう。
例えば令和2年の秋に受験し、11月に合格が分かった場合以下の様に書きます。
年 | 月 | 資格・免許 |
令和2年 | 11 | 基本情報技術者試験 合格 |
– | ||
– |
ここで注目するポイントは2つで、1つ目は”年”の部分です。他に取得した資格があり、平成のときに取得していた場合、しっかりと平成と令和を書き分けましょう。
年 | 月 | 資格・免許 |
平成30年 | 2 | 日本商工会議所簿記検定2級 合格 |
令和2年 | 11 | 基本情報技術者試験 合格 |
– |
2つ目のポイントは、資格欄に“取得”ではなく、”合格”と書く点です。
取得は免許系、合格は認定系の資格になり、基本情報は認定系に該当するので合格と書く必要があります。
基本情報技術者試験は一度取得すれば生涯有効なため、はるか昔に取得した場合でも問題なく書けますね!
まだ合格していない場合は?
基本情報を勉強中でもまだ取得していない場合、資格欄には書いてはいけません。
理由としては資格欄には取得したものを書くことが一般常識で、取得していない資格が書かれていると読み手は混乱してしまうからです。
下手に資格欄に書いて、資格取得しておらず勉強中ですと言ったやり取りが面接中にあると最悪の場合、職務偽装となりその場で落とされたり就職後に解雇されたりと言ったリスクがあります。
勉強中でどうしてもそのことをアピールしたい!という場合は特記事項やアピールの欄があるのでそちらに書くようにしましょう。
合格したけどまだ合格証書が届かない!と言った方は以下の記事を参考にしてみてください。
合格後の証書が届く日程などをまとめています。
その他の注意事項
基本情報技術者試験に限らず、履歴書に書く際の注意点はいくつかあります。
例えば資格を書く順番やフォーマット、書かなくて良い資格などが該当します。
そちらに関しては以下の記事で詳しくまとめているので、情報系以外の資格も持っている場合は参考にしてみてください。
基本情報技術者試験は履歴書に書ける?
基本情報技術者試験の履歴書への書き方は紹介しましたが、そもそも
と言った疑問もあるかと思います。
そちらに対しても現役SEの筆者が紹介しようと思います。
新卒で役立つ?
まず新卒で基本情報技術者試験を持っていればかなり強いです。
どれくらい強いかと言えばドラクエで初期装備として鋼の剣を装備しているくらいには強いです。
この資格があれば大手企業や有名企業でもある程度有利に戦えることは間違いありません。
転職に役立つ?
転職の場合でも未経験でIT業界に挑戦する!という場合は大きな助けになることは間違いありません。
筆者の方でも求人数などを調べたことがありますが、大手エージェントなどでは数千~数万の求人数がありました(時期によって変動します)。
もちろん、さらにステップアップする場合は上位の応用情報技術者試験やスペシャリスト試験があった方が望ましいですが、持っているならしっかりとアピールしていきましょう!
他の資格がある時は?
他資格を持っている場合、履歴書に合わせて書くべきか、書かないべきか判断に迷うかと思います。
下位資格、上位資格それぞれを別に持っている場合についてどのように書くかをまとめてみます。
下位資格・ITパスポート
基本情報技術者試験はスキルレベル2に位置しており、その下位試験としてスキルレベル1のITパスポートが存在しています。
ITパスポートは基本情報同様に幅広い知識を学べる資格ですが、内容としてはさらに浅くプログラミングも無いため難易度は非常に低くなっています。
ITパスポートと基本情報技術者試験を比較すると、完全にITパスポートが下位互換になってしまい企業からの評価も低くなっています。
そのため両方持っている場合はITパスポートは履歴書にあえて書く必要はありません。
同ランク・情報セキュリティマネジメント試験
同じランクのスキルレベル2に位置する試験として情報セキュリティマネジメント試験が存在しています。
資格の名前の通り、情報セキュリティに関する知識を広く学び、特にマネジメントの観点から知識を得ることができます。
情報セキュリティマネジメント試験は2016年から始まった比較的新しい試験でまだ統計結果がそこまで出ていませんが、一般的には基本情報技術者試験の方が合格率も低く、難易度的にも大きな差があると言えます。
ただ履歴書に書く場合、情報セキュリティマネジメントの方がセキュリティに関しては深い知識があると言えるので、並行して書いてしまって問題ないでしょう。
上位資格・応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はスキルレベル3に該当し、基本情報技術者試験の上位互換になります。
難易度もぐっと上がり、基本情報が偏差値50と言われている中、応用情報は65とも言われています。
受験者層としても基本情報に合格した方が受験しその中で20%前後しか合格できないといった事からその難易度の高さが伺えます。
履歴書に書く際に基本情報と応用情報の両方を持っていた場合、応用情報技術者試験だけ書いて問題ありません。
最上位資格・各スペシャリスト
応用情報技術者試験の上にもさらにスキルレベル4の各スペシャリスト試験が存在しています。
そちらの試験も持っているなら書いて良いと思いますが、基本情報よりも専門的になっており、むしろ幅広い知識を証明したい場合は基本情報技術者試験も書いておいた方が良いかと思います。
参考までに、スペシャリスト系の資格は以下の記事にまとめています。
その他の資格
情報処理技術者試験以外にも士業をはじめとする国家資格や公的資格は多数存在しています。
特に金融系の資格や会計、法律などの資格を持っているとIT×専門知識を持っていることを証明できるので可能ならガンガン狙っていきましょう!
筆者の場合FPや簿記の資格を持っていたので金融システム関係の会社や会計システム関係の会社からオファーが度々来ます。
履歴書の添削もしてもらえる!?おすすめの転職エージェント
履歴書への書き方は可能な限りここで紹介させていただきましたが、資格以外にも履歴書を書くうえで重要なポイントは山ほどあります。
加えてSPIの受け方や面接等、不安は尽きないのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのが転職エージェントの利用です。転職エージェントでは登録から相談、SPI対策から履歴書の添削、面談まで全部無料でやってくれます。
特にこの記事を見ている方は将来的に転職を視野に入れている方も多いと思うので、あわせて登録しておくことをおすすめします。
個人的におすすめできる転職エージェントは以下の通りです。
Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
レバテックキャリア
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
選考を受ける企業 | 平均6件 |
利用者層 | 20代~30代 |
案件傾向 | プログラマ・エンジニア |
レバテックキャリアはエンジニア向けの転職案件を多く扱うエージェントです。
一人一人へのサポートも手厚く、未経験はもちろんの事、キャリアアップの案件も扱っており幅広く対応しています。
筆者自身も以前お世話になったことがありますが、SPIから履歴書、面接のセッティングまで幅広くサポートして頂けた経験がありオススメのエージェントの一つです。
基本情報技術者試験の正式名称・履歴書への書き方まとめ
今回は基本情報技術者試験を取得した方に向けて、正式名称や履歴書への書き方を紹介させていただきました。
せっかく資格を取っても相手に伝わらなければ意味がないので、書き方やアピールの仕方はしっかりと押さえておきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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