[FP技能検定3級]成年後見制度[無料講座・例題付き!]
今回はFP3級における成年後見制度について学習します。
成年後見制度
知的障害や精神障害、認知症等によって判断能力が欠如されていると判断された場合、その人(成年後見人)を保護する制度を成年後見制度と呼びます。
成年後見制度はさらに法定後見制度と任意後見制度に分かれます。
法定後見制度
民法で定める後見制度になります。
保護される人として、後見人・保佐人・補助人の3パターンに分かれます。
- 後見・・・精神上の障害により、ほとんど判断できない人を保護する制度です。
- 保佐・・・精神上の障害により、簡単な事しか自分でできない状態の人を保護する制度です。
- 補助・・・軽い精神障害により、大体の事は自分でできるものの判断能力が不十分な状態の人を保護する制度です。
任意後見制度
任意後見制度とは将来的に疾病や疾患、事故や老化によって判断能力が不十分になったときに備え、自身で事前に任意後見人を選任する制度です。
成年後見制度・例題
実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。
問題
問1
成年後見制度は、認知症の高齢者などの判断能力が不十分な成年者を保護するための制度であり、これらの人が、財産管理についての契約や遺産分割などの法律行為を自分で行うことが困難な場合や、悪徳商法などの被害にあうおそれがある場合などに用いられている。(2009年/9月)
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解説(クリックで展開)
成年後見制度・まとめ
今回は成年後見制度について学習しました。
試験では10年近く出題されていませんが、FP2級や宅建士などでも用いる知識なので余裕がある方は押さえておきましょう。
次回は相続税について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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