[TOEIC]500点の壁が超えられない!?大学生や社会人がTOEICで500点を取るための勉強方法を解説!
TOEICは英語の試験のなかでも非常に人気が高く、合格不合格でなく点数で結果が出る試験です。
就職や転職でも必要ですが、今では多くの大学院の入試にも必須となっており、スコアシートの提出を求められることも多いです。
このように、大学院進学でも就職でも、最低500点は欲しい所です。
筆者も最初の3~4回ほどは500点どころか、300点前後しか取れていませんでした。
そこから院試を受けるために試行錯誤し、なんとか500点を突破できた経験があるので、今回はその経験を踏まえて書いていこうと思います。
TOEIC500点のレベルや評価について
はじめにTOEIC500点のレベルを統計の面と学力の面から見てみましょう。
TOEIC500点の統計的な視点
TOEICの平均点は大体580点と言われており、母集団から見ると上位55%位の位置にいることになります。
500点を超えても平均点以上ではないのでその点は注意しましょう。
TOEIC500点を実用的なレベルで言うと、初学者を卒業し中級者の域に足を踏み入れたレベルです。
基礎的な単語なら見たり聞いたりして瞬時に意味が理解でき、簡単な短文もすぐに日本語に脳内変換できる域だといえます。
TOEIC500点の学力的な視点
TOEICはよく同じ英語の試験である英検と比較されることがあります。
英検2級がTOEIC換算で520点ほど、英検準2級がTOEIC換算で400点ほどらしいので、ほぼ2級と同じ難易度として考えて問題なさそうです。(詳しくは下記参照)
大学生でTOEIC500点はそこそこ良いレベル?
英語が専門でない大学生は、TOEIC500点持っていればそこそこ頑張っているといった評価を得られます。
筆者は情報系でしたが、院への進学の際も500点と言えば変につつかれたりはしませんでした。
しかし、英語が専攻の場合はもう少し得点が高くても良いかもしれません。
社会人でTOEIC500点ならもう少し欲しい
社会人でTOEIC500点の場合、中小企業であれば十分といった評価を貰えることがあります。
しかし大企業やグローバル企業ではもう少し基準が高く、600点~700点ほどを求められることも多いです。
TOEICが採用するかどうかの判断基準となることもあるので、大手企業を狙う場合は高得点を狙いましょう。
TOEICで500点取るために必要な勉強時間
必要な勉強時間は高校卒業まで受験対策を含め、英語を学習していた事を前提として30時間~50時間ほどでした。
ただこの指標は勉強を始める段階で人によって大きなばらつきがあるはずなので、あまり参考にはなりません。
あくまで英語を学校で習って来た人間がTOEICの形式に慣れるまでにかかった時間ということでご了承ください。
500点に達していない人の特徴
では最初に、500点以上のスコアが取れない人にどのような特徴があったか、筆者の経験を踏まえて書いていこうと思います。
何回もTOEICを受ければ得点が上がると思っている
筆者は理系の大学に通っていましたが、理系で英語が苦手な人が多いというのはあながち間違いでなく、同期でも「英語が苦手で何回受けてもスコアが上がらない」「院試のTOEICどうしよう」、と口にしている人は大勢いました。
ただ、よくよく振り返ってみるとそれは「理系だから英語ができない!」「スコアが伸びない!」といったわけではなく、そもそも英語の勉強をしていない、英語を普段から使っていない人が多く居たように思えます。
要するに英語の勉強をせずに受験の回数さえ重ねれば高得点が取れると思い込んでる人が、なかなか500点を達成できていなかったように思えます。
ネット上ではよく、TOEICの点数は受験回数に比例して上がるという情報を見ますが、あれは半分間違いで、正式には「しっかりと勉強すれば」という接頭語をつけなければなりません。
TOEICの形式に慣れていない
中には英語がペラペラしゃべることができて、外国人の道案内をできるレベルなのにTOEICになるとぜんぜんスコアをたたき出せないという方もいました。
彼らの場合は英語のレベル云々よりも、マーク式のシートになれていなかったり時間配分がわからなかったりしていたようです。
英語の基礎自体はできていたので、数回の受験で800点ほどに達していました。
英語を忘れている
英語は語学なので使わないと感覚を忘れてしまいます。
大学入学までは入試対策で英語をガッツリ勉強しますが、入学後は専門の勉強で忙しくて英語ができず、院試前にあわてて勉強しても思い出せないというパターンもあります。
試験を受ける数ヶ月前からボチボチ英語に触れるようにしておきましょう。
500点を突破するための勉強法
次に500点が出せない方がすべき勉強法を単語、読解(リーディング)、リスニングに分けて書いていきます。
語彙力を上げる
語彙力はTOEICのスコアに直結します。特に重要語句を理解できていないと全く読めず悲惨な結果につながります。
単語帳を眺めているだけでも覚えられるという方は良いですが、大抵の方は読むだけで覚えるのは難しいです。
読むことよりも効率的な勉強方法として、実際に問題を解き、その都度わからなかった単語だけを抽出して自分だけの単語帳を作る方法をおすすめします。
ただ読むだけと、自分で作るのでは頭に入るスピードが違います。
おすすめのアプリとして単語帳メーカーがあるのでぜひ使ってみてください!
使い方は下記のサイト様が詳しく紹介されています。
リーディングの練習をする
リーディングの形式は以下のようになっています。
セッション | 問題数 | 問題形式 |
Part5 | 30 | 短い文章中の空欄に当てはまる語を選ぶ問題 |
Part6 | 16 | 長い文章中の空欄に当てはまる語を選ぶ問題 |
Part7 | 54 | 長文読解問題 |
読解は理解することに加えて、ある程度早く読むことも必要です。
一定量の文章を時間を決めて読みましょう。読解に関しては下記のアプリがおすすめです。
無料で読めるだけでなく幅広いジャンルから記事を読むことができ、分からない単語はその場で調べることができるので英語を読む練習にはピッタリです。
1記事3~5分程の時間制限を設けて勉強しましょう。Part別の勉強方法も書いていきます。
Part5
Part5では500点を目指す場合品詞を徹底的に対策しましょう。
品詞は語尾と語順に注意すればパズルのように解けてしまいます。それぞれの品詞と文中の位置、形式を一覧にするので参考にしてください。
品詞 | 位置 | 語尾、例 |
名詞 | 主語 目的語 |
-ance -cy -ee -er -hy -ment -ness -or -tion -th -ty |
代名詞 | 主語 目的語 |
I my me mine you your yours he his him himself … |
動詞 | 主語の直後 | 基本形 -en -ize 過去形 -ed 現在進行形 -ing |
形容詞 | 名詞の前 目的語 |
-able -al -ar -ed -ent -ful -less -ous -ry |
副詞 | 動詞の前 形容詞の前 |
-ly |
前置詞 | 名詞の前 | at for on over in … |
接続詞 | 語句の間 文章の間 |
and after but or when while |
代名詞の格の問題や前置詞の使い分けなども頻出ではありますが、500点狙いの場合まずは品詞の使い分けができるかに重点をおきましょう。
後ろが名詞なら形容詞を、動詞なら副詞を、といった具合に瞬時に判断できると時間も抑えられて次のパートが楽になります。
Part6
Part6の内容もPart5と同じように品詞を問う問題が少々出ます。
それ以外では時間を食ってしまうのでさっと読み飛ばして解けるところだけに注力し、知らない語句ばかりが選択肢にあるような問題は捨てましょう。
Part7
Part7では設問数が2~5問に分かれます。
このうち前半の設問数が2問の問題と3問の問題は分量も少なく簡単なので、時間を多めに取って解くようにします。
また、4~5問の問題でも表からすぐに答えが出せるものもいくつかあるのでそれらの問題で少しずつ点を稼いでいきましょう。
残り時間が5分をきったらとりあえずマークして解答用紙を埋めることも忘れてはいけません。
リスニング
リスニングの形式は以下のようになっています。
セッション | 問題数 | 問題形式 |
Part1 | 6問 | 写真を見て状況を答える問題 |
Part2 | 25問 | 質問にあう返事を答える問題 |
Part3 | 39問 | 会話を踏まえたうえでの問題 |
Part4 | 30問 | 正しい状況を説明する問題 |
リスニングに関しては問題の形式や難易度、ネイティブの速度に慣れる必要があるので後述のテキストの問題をとことんやりましょう。
耳ははっきり言って慣れで、1日で一気に聞くよりも毎日5分でも良いので継続する方がものになります。
テストでスコアを伸ばすには a と the の違い、 for と four の違いなど細かいところを聞き分ける必要があるため、短い時間で集中して耳を凝らして聞くようにしましょう。
以下にPart別の攻略方法をまとめていきます。
Part1
Part1では図があって人や物がどの様な状態でいるか、何をしているかを問われており、「S(主語)+V(述語)+O(目的語)+C(補語)」の基本的な文型でよく出題されます。
大抵4つの選択肢のうち2つは完全に違うためすぐに消せるのですが、残り1つの選択肢が紛らわしく曲者になってきます。
物や数、動詞を表す単語だけでなく、状態を表す部分(受動態か能動態か)等にも注意して耳を傾けてみてください。
Part2
Part2は質問を投げかけられてそれに合う答えを選ぶ問題です。
最初のワードが何かを聞き取れればほぼ正解できてしまうのがこの問題の特徴です。
WhenやWhere、How等の5W1Hを問うているのにYesやNoでの返信はおかしい、Do you や Can you等のYesやNoでの答えを求めているのに場所を答えているのはおかしいというところに気づければ簡単に得点があがっていくPartです。
Part3・Part4
Part3とPart4は長い文章を聞いてその状況を説明している箇所を答えることになります。
問題中にキーワードとなる言葉が隠れていることが多く、それを見つけられれば500点の壁は越えられます。
まずは長い長文からピンポイントで必要なワードを見つける練習をしましょう。
テクニックとしては問題文が読まれる前に選択肢をざっと見て、怪しそうな単語を見つけたらその単語に注意して聞くことです。
リスニング全体を通して
リスニングに関しては普段から英語をどれくらい耳にしているか、という点も非常に大事で、TOEICの点数を上げるためだけに聞いていてもなかなか点数が上がらないこともあります。
その状況を打破するために、リスニング特化の教材やツールを用意するのもアリです。
個人的にはamazonが提供するオーディブルを利用することで英語を身近で聞くことができます。
特にTOEICを始めとして英語教材を豊富に扱うアルク社の教材が豊富に揃っているためおすすめです。
オーディブルでの英語学習に関してはピカめも様の「Audibleで英語学習ができる!今なら教材1冊分無料!」の記事をご覧ください。
500点から600点を目指すには
TOEICにおいて、500点の段階ではある程度基礎ができていれば、難解な問題を解けなくても問題ありません。
しかし、さらに就職などで有利になる600点を目指す場合、それなりに幅広い知識が求められます。
600点を目指す方法については別途記事を用意しているので、あわせてご覧ください。
TOEIC500点を狙うためのおすすめのテキスト
最後におすすめのテキストを紹介します。ここでは筆者が主に使用した3冊を紹介し、それでも難しいと感じる方に特別に追加で1冊紹介します。
総合英語Evergreen
英語の幹をなす文法があやふやな場合は総合英語Evergreenがおすすめです。
こちらの参考書では基本的な英文を一通り扱っており、1冊読み終わるだけでもかなりの知識が補充されます。
筆者は高校時代、この参考書が刷新される前のforestを受験勉強用に使っていましたが、英語の教師の間でもかなり人気がある一冊だったそうです。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
単語は単語帳を自分で作ったほうが良いと書きましたが、強いて買うならこの金のフレーズだと思います。
出題頻度ごとに分けられており、目安の点数を目途にどこまで覚えれば良いと言うのが一目瞭然なので使い勝手が良いです。
TOEICテスト公式問題集
問題集に関してはTOEICテスト公式問題集を使いましょう。
TOEICは試験の性質上過去問を販売しておらず、問題集としては唯一参考になるのが公式が出しているこの問題集だけになります。
問題の難易度、出題形式が本番のテストとほぼ同じで、2回分収録されているので徹底的に反復しましょう。
筆者は2回ずつ問題を解いて試験に臨んだところ、500点を飛び越して一気に点数が600点近くまで伸びました。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1は問題のレベルとしては割りと簡単なものが多く、非常にとっつきやすいのが特徴です。
問題自体は公式が作っており安心して勉強を進めていくことが可能で、先ほどご紹介した問題集だけでは演習量が足りないと感じた方や、少し難しすぎると感じた方はこちらをおすすめいたします。
これ以外のテキストについても、以下のページで別途まとめているので気になる方はご覧ください!
TOEIC500点に到達したいなら通信講座はSTUDYingがおすすめ!
STUDYingは最近話題になっているオンラインレッスンの一つで、筆者もさまざまな資格で利用させていただいています。
その中でも新しいTOEIC講座は、短期間で結果が得られることに加え、非常に安くコスパが良いと断言できます。
STUDYingの6つの特徴!
STUDYingの特徴として大きく6つあり、その特徴によって近年注目されており受講者数が爆増しています。
1.最適化されたカリキュラム
1つ目がカリキュラムにおいて難解な部分を省いているためモチベーションを継続させやすいところにあります。
TOEIC500点は初学者にとっては一見難しいように思えますが、基礎をしっかり固めれば到達できない領域ではありません。
受験者の半分以上が落とすような問題をあえて取りに行かず、みんなが取れる問題をスタンダードに解いていくことで得点に直結させようといった考え方なので、着実に点数を伸ばして行けます。
2.場所を選ばないオンラインレッスン
2つ目がいつでもどこでも学習できて便利な点です。
特に社会人や学生の方で忙しい場合、決まった時間に通学するのが難しい方もいます。
しかし、スタディングなら端末でオンライン学習が可能です。
デバイス一つで利用できて特にインプットではテキストを持ち運ぶ必要もないのでありがたいシステムです!
3.TOEIC専用講座
3つ目がTOEIC対策の専用講座という事で、単語・文法・リーディング・リスニングの基礎力養
実際筆者も受験していて分かったのですが、TOEICの点数=英語力ではなく、ある程度テクニックに左右されてしまうことが多いです。
それら試験のテクニックもあわせて学べるので、点数を上げたい方に向いています。
4.冊子教材も付属
4つ目はしっかりとした冊子が付いてくることです。
学習進捗に合わせ、週1回のテストと、最後にはTOEICテスト同形式の模試も行われています。
紙の冊子教材を用いることで本番にも直結できる力を養成できます。
5.990点取得者による分かりやすい講義
スタディングの講師はなんと、これまで全国170社以上、延べ30,000人以上の企業研修や大学での指導を担当したベテランです。
この講師の方は990点保持と言った最高ランクの実力を兼ね備えているため初心者から経験者まで、幅広く対応された指導を受けられます。
個別対応
講義を通して分からないところがあったら、英語のプロの方に質問することで直接回答してもらえます。
好きな時間に教材内容だけでなく、テスト全般の学習に関して自由に質問できるため非常に安心です。
料金は極めて良心的
このように、充実したコースなだけにお値段が気になる方も多いかなと思います。
実際、多くのTOEIC講座は10万円以上するものばかりで中々受講に踏み切れない、と言う方も多いです。
しかし、スタディングのTOEIC(R) LISTENING AND READING TEST 完全攻略コースはなんと、破格の45,000円となっています。
さらになんと、4月30日までは新設キャンペーンとの事で10,000円引きの35,000円と言った破格のお値段になっています!
短期間で安価で500点を達したい方こそ、STUDYingも是非一度ご検討いただきたく思います!
TOEIC500点まとめ
TOEICで500点の壁を超えるためには、基礎を押さえて他の受験者も取れるところは手堅くとることを意識ましょう。
TOEICは進学にも就職にも必要な試験で取っておいて損はないので早めに対策を立てて計画的に挑んでみてください!
STUDYingなどの通信講座の活用も非常に効果的です。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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