[日商簿記3級]小口現金出納帳への記入[無料講座・例題付き!]

2019年9月11日

日商簿記3級 小口現金出納帳への記入

今回は日商簿記3級小口現金出納帳について学習します。

ぷりん
ぷりん
小口現金係を任されたでちゅけど、どうやって記入していけばいいでちゅ?
モナ
モナ
小口現金出納帳を記入する場合は月(週)はじめに小口現金を補充するか、月(週)末に補充するかでも処理が変わってくるから、両方学習するニャ

小口現金出納帳

小口現金は日々よく使うお金のため、別途用意しておくものでした。

会計上はこの小口現金に関してもしっかりと記録していかなければいけません。

この小口現金を記録する帳簿が小口現金出納帳です。

小口現金出納帳の作成

具体的な取引の流れを例に見ていきましょう。

今週の小口現金の支払い状況は次のとおりである。(前渡額10,000)

8月2日(火) 切手代・・・3,000円
8月3日(水) コピー用紙代・・・800円
8月4日(木) 旅費・・・4,500円
8月5日(金) お茶菓子代・・・1,000円

月(週)始めに補充する場合

月(週)の初めに小口現金係が補給する場合の記入は以下のようになります。

受入 〇月×日 摘要
支払内容をそのまま記載。
支払 内訳
支払金額の内訳を記入。会社や問題によって費目は異なることがある。
旅費交通費 通信費 その他支払
10,000 8 1 小口現金受入
2 切手代←通信費 3,000 3,000
3 コピー用紙代←その他(消耗品費) 800 800
4 旅費←旅費交通費 4,500 4,500
5 お茶菓子代←その他(雑費) 1,000 1,000
合計 9,300 4,500 3,000 1,800
5 次週繰越 700
残額(10,000-9,300)を次週に繰り越す
10,000 10,000
700 8 前週繰越
9,300
前週に使った金額を下ろし、前渡額に一致させる
小口現金受入

月(週)末に補充する場合

月(週)末に小口現金係が補給する場合の記入は以下のようになります。

受入 〇月×日 摘要 支払 内訳
旅費交通費 通信費 その他支払
(省略)
合計欄までは同じなため省略
合計 9,300 4,500 3,000 1,800
9,300 5 小口現金受入
次週繰越 10,000
週末に補充されるため、前渡額がそのまま次週へ繰越される
19,300 19,300
10,000 8 前週繰越
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小口現金出納帳・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

次の取引を小口現金出納帳に記入し、あわせて週末における締め切りおよび小口現金の補給に関する記入を行いなさい。なお、当社は定額資金前渡法を採用しており、小口現金として5,000円を受け入れている。また、小口現金の補給は小切手により翌週の月曜日に行われている。

なお回答ボタンは各行の右側にある。

該当しない箇所は空白にしておくこと。

また、数字に関しては全て半角で3桁ごとにカンマ区切りを入れること。

9月16日(月) 電話代1,500円
9月17日(火) バス代600円
9月18日(水) 文房具代800円
9月19日(木) お茶菓子代700円
9月20日(金) コピー用紙代900円

受入 〇月×日 摘要 支払 内訳 回答ボタン
交通費 消耗品費 通信費 雑費
5,000 9 16 小口現金受入

17

18

19

20

合計

次週繰越

5,000
500 23 前週繰越
4,500 小口現金受入

解説(クリックで展開)

小口現金出納帳・まとめ

今回は小口現金出納帳の学習をしました。

月初(週初め)と月末(週末)のどちらに小口現金を受け入れるかで若干処理は変わってきますが、途中までの流れは同じなので合わせて覚えてしまいましょう。

カズ
カズ
この形式の問題は部分点ももちろんあるから、わかるところだけでも埋めよう!

次回は当座預金出納帳を学習します。


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