EDoS
EDoS(Economic Denial of Service attack)攻撃は、DoS攻撃の一種で、過大なアクセスを発生させることで攻撃対象に経済的な損失を与える手法です。
EDoS(攻撃)とは
EDoS攻撃では、クラウドサービスなどの従量課金制サービスを利用している標的に対して、大量の処理負担やデータ転送を強いることで通信量を増加させます。
多くのクラウドサービスでは利用料に基づいて課金額が決まるため、EDoS攻撃を受けた企業は課金額が吊り上がり正常なサービスの利用継続が困難になります。
また、通信内容も通常のサービスと同じようなパターンを装っていることが多く、容易に判別して遮断することが困難なケースが多いです。
EDoS(攻撃)の対策
EDoSの対策として、技術的な対策は難しいとされています。
したがって、クラウドサービスなどの課金制サービスを利用するにあたっては以下のような点に気を付けると良いです。
- サービスにおける課金額の上限を決めておく
- EDoSと判明した場合の費用負担について、あらかじめ決めておく
EDoS(攻撃)の関連語
EDoS(攻撃)の関連語を確認しておきましょう。
DoS
DoS攻撃は処理しきれないリクエストやパケットによりサーバやネットワーク回線を過負荷状態にし、システムダウンや応答停止などの障害を意図的に引き起こします。
DDoSは1対多の攻撃ですが、DoS攻撃は1対1での攻撃であり、攻撃元が分かればブラックリスト登録で防げます。
DDoS
DDoS攻撃は攻撃する側の端末を複数用意して攻撃する多対1の攻撃になります。
DoS攻撃が1対1での攻撃であり、攻撃元が分かればブラックリスト登録で防げますが、DDoSはそれだけでは防げません。
EDoS(攻撃)まとめ
EDoS攻撃はクラウドの利用時に気を付けるべき攻撃の1つです。
気づいた時には膨大な金銭的被害が出ているケースもあるので、対策を講じる必要があります。