セッション層
セッション層は、OSI参照モデルの第5層に位置する階層です。
セッション層とは
セッション層は、OSI参照モデルの第5層に分類され、コネクションの確立から切断までの一連の手続きを管理しています。
上位層であるプレゼンテーション層からの要求に応じ、下位層のトランスポート層に対してサービス要求を行います。
ただし、現代でOSI参照モデルに準拠したプロトコルやアプリケーションはほとんど消滅していて、セッション層のプロトコルが用いられるケースはほとんどありません。
セッション層に該当する機器
セッション層に該当する機器はありません。
セッション層に該当するプロトコル
セッション層に該当するプロトコルとして、以下のようなものがあげられます。
- TLS
セッション層の関連語
セッション層の関連語を確認しておきましょう。
OSI参照モデル
OSI参照モデルは、コンピュータ同士の通信を層に分けてモデル化したもので、階層ごとに役割を定義しています。
物理層・データリンク層・ネットワーク層・トランスポート層・セッション層・プレゼンテーション層・アプリケーション層で構成されています。
TCP/IPモデル
TCP/IPモデルは、インターネットを含む多くのコンピュータネットワークにおいて、世界標準的に陥られている通信プロトコルです。
OSI参照モデルと異なり、アプリケーション層・トランスポート層・インターネット層(ネットワーク層)・リンク層(ネットワークインターフェース層)の4層で構成されます。
セッション層まとめ
セッション層では、通信の一連の流れを連続的に行えるよう、開始や終了、同一性の維持などを行う役割を果たしています。
現在では使われるケースが少なく、プロトコルもあまり存在していませんが、名前は必ず押さえておきましょう。