[ITパスポート試験]初心者・社会人誰でも受かる!独学一発合格の勉強方法!覚え方や過去問の使い方も解説
ITパスポートは情報系の中で最も目指しやすい資格です。
IT系企業に勤める方・プログラマ・システムエンジニアなどIT関連の方にとどまらず、PC・インターネット・IT機器を使うなら誰でも狙うべき資格です。
ITパスポートは情報系登竜門と言うのの、合格率は4~5割と受験者の半分以上は落とされる資格です。しっかりと対策をしておかないと当たり前に落ちます。
今回はITパスポートで痛い目を見ないためにも、1発でITパスポートに合格できるための勉強方法をご紹介します。
初心者がITパスポートに合格するための勉強方法
まず、初心者がITパスポートに合格するための勉強方法を確認しましょう。
ここでの初心者とは、「IT業界やシステム部門での経験がないから」「勉強に不慣れな方」を意味します。
通信講座を活用する
ITに関する体系的な知識がなかったり、勉強のコツがなかったりする場合、素直に通信講座を活用しましょう。
通信講座では順序だってわかりやすく解説しており、初心者向けのサービスも充実しています。
ネットだけで勉強を完結させない
最近は無料学習サイトやYouTubeも多いですが、通信講座と比較するとサポートが心もとなく感じられます。
自分の学習ペースがわからない方や勉強慣れしていない方は理解できない場所を放置してしまったりモチベーションが続かなかったりするリスクもあります。
したがって、特に初心者の方はネットコンテンツだけでの勉強はおすすめできません。
社会人がITパスポートに合格するための勉強方法
ある程度経験を積んで基礎知識があったり、他の資格で勉強した経験がある社会人向けの勉強方法も確認しておきましょう。
空き時間を活用する
社会人は初心者の方と比較してベースは固まっているものの、時間が確保できず勉強が進まない傾向にあります。
どうしてもまとまった時間が確保できない場合、通勤時間・昼休み・就寝前などのスキマ時間を活用して合格を目指しましょう。
自信があるなら無料サイトやYouTubeを活用する
社会人として基礎知識があったり他の資格試験などの勉強でペースがつかめたりしている場合、まずは無料サイトやYouTubeから始めても問題ありません。
ITパスポートは難関資格と比較すると難しい考え方や計算は出てきません。通信講座やテキストを購入しないことで、費用を抑えられます。
不安だったら通信講座を活用する
社会人の方でも必ずしもITへの知識があったり勉強慣れしていたりするとは限りません。
「社会人としての経験は長いものの、あまり勉強はしてこなかった」「ITとは関連の少ない仕事をしていた」といった場合は、体系的にITパスポートの勉強ができる通信講座を活用しましょう。
ITパスポートに1ヵ月で合格する流れ
ITパスポートの勉強時間は1ヵ月ほどが目安と言われています。実際に1ヵ月で合格するための流れを確認しましょう。
- STEP1まずは参考書で幅広くインプット初めの1週間は参考書で幅広く知識をインプットしましょう。ITパスポートはテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系と分かれているため、時間配分も間違えてはいけません。テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系は3:1:1くらいでやっておけばええで
- STEP2過去問を解いてアウトプットを積み上げるITパスポートでは過去問がそのまま出るケースはありません。
ただし、似たような論点だったり聞き方だったりで問われるため、本試験に慣れるためにもアウトプットは重ねておきましょう。
- STEP3模試を受ける余裕があればCBT模試の受験もおすすめです。模試を受けることで本番の時間配分が身についたり、CBTでの試験形式に慣れることが可能です。
CBTにおいては筆記と異なるルールもあるため、慣れていないと本番で焦ってしまいます。
- STEP4本試験準備が整ったら本試験に臨みましょう。ITパスポートは常時受験が可能なため、学習の真直度に合わせて前倒し・後ろ倒しが可能です。
ITパスポート分野別対策
ITパスポートにおける各分野ごとの対策も確認しておきましょう。
テクノロジ対策
テクノロジは試験全体の45%を占めており全体の得点にも直結しやすい分野です。範囲が広く覚える事も多いですが、過去の問題を見ていると傾向が見えてきます。
数学要素が多く、基礎理論・プログラミング・ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク・セキュリティ・データベース等出題範囲も多岐に渡ります。
ただしそこまで複雑な計算は無く、何通りかパターンが決まっているため問題集を2週3週すれば解き方も暗記できてしまいます。
マネジメント対策
マネジメントではサービスマネジメント・プロジェクトマネジメントと言った期間内にどういった工数を割り当てればうまく回るか、お客さんに対してどういった対応を取るべきかを主軸に考えて問題を解いていきます。
マネジメント系ではテクノロジ程ではないにしろ、簡単な計算問題が出題されます。
ストラテジ対策
ストラテジ系は企業活動・法務・経営学・法律の観点から問われることが多いです。どのような戦略があるか、法律上どのような規制があるかなど暗記しなければいけない内容も多いので時間がかかります。
理系の方はストラテジが苦手!という方も良く見てきたので、苦手意識があるなら早めに勉強を始めて知識をストックしておきましょう。
ITパスポートに受かるコツと注意点
ITパスポートに受かるコツを押さえておきましょう。
600点よりちょい上を目指す
ITパスポートの合格点は600点です。1,000点が満点ですがあえて高得点を狙う必要はありません。
無理なく600点よりちょっとだけ高いラインを狙うのが無理なくおすすめです。
足切りを避けるためまんべんなく勉強する
ITパスポートの合格点は600点ですが、別に足切り制度が設けられています。
たとえテクノロジ系で満点をとっても、マネジメント系で4割を切ってしまえばその時点でアウトです。
全体で600点を超えると同時に、どの科目も4割を切らないように弱点はつぶしておきましょう。
過去問道場でアウトプットを重視する
アウトプットに関しては、過去問道場を活用しましょう。過去問道場では解いた問題の正誤情報が記憶されるため復習に最適です。
解説も充実しているため、曖昧な理解を避けて本番につながる力を養えます。
ただし過去問道場だけの利用はNGです。まずはテキストや通信講座でインプットをしておきましょう。
毎回同じ問題ではないから見たことない問題でも焦らない
ITパスポートは毎年新しい技術に準拠した問題が出題されます。そのため過去問の丸暗記では対処できません。
その場で考え正解を導き出す訓練をしっかりとしておきましょう。
CBTに慣れよう
普段試験勉強されている方の大半は紙のテキストベースで、次いでスマホやタブレットを用いているかと思います。
しかしITパスポートの試験はパソコンで行われるCBTと呼ばれる形式です。CBTに慣れないと時間がかかってしまい合格が遠のきます。
CBTの疑似体験はIPAが無料で提供しているので活用しましょう。
「誰でも受かる」と舐めてかからない
ITパスポートの試験は合格率が50%を超えており簡単な資格です。ただし「誰でも受かる」と高をくくると足元をすくわれる可能性もあります。
一発で合格するためにも、しっかりと時間をかけ基礎を理解して試験に臨みましょう。
ITパスポートの単語・用語の覚え方
ITパスポートでは複雑な単語や用語が多数登場します。単語や用語の覚え方も確認しておきましょう。
シラバスを確認する
ITパスポートの単語・用語はシラバスに沿って出題されます。したがってシラバスは可能であれば確認しておくのが望ましいです。
ただし大半の方はシラバスを読み込んでいる余裕がないかと思います。そのため、最低でもその年度に対応した参考書は用意しておきましょう。
スペルを覚える
ITパスポートではアルファベット3~4文字の単語が多数登場します。
- OEM:Original Equipment Manufacturing
- TOB:Takeover Bid
- SCM:Supply Chain Management
これらの用語を単なる文字列で記憶しようとしてもなかなか定着しません。それぞれのスペルから意味を推測できるようにしておきましょう。
ITパスポートの勉強に関するよくある質問
- ITパスポートの効率のいい勉強方法は?
- ITパスポートで効率よく勉強するには、インプットとアウトプットのPDCAサイクルを高速で回すことです。だらだら勉強は合格が遠のきNGです。
- ITパスポートに合格するには何ヶ月勉強すればいいですか?
- ITパスポートの合格には100時間~の勉強時間が必要とされます。1日3時間ペースなら1ヵ月で合格できます。
- ITパスポートは誰でも受かりますか?
- ITパスポートは基礎知識を問われるためそこまで難しくありません。また、CBTによる絶対評価なので、基準さえ超えれば合格となります。したがってしっかり勉強すれば誰でも合格可能です。
ITパスポートの勉強方法まとめ
ITパスポートは独学でも十分合格できる資格です。だからと言って油断は禁物です。
せっかく受けるのであれば事前にスケジュールを立て、無理のないペースで確実に合格を目指しましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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