可用性
可用性(Availability)は情報セキュリティマネジメントの概念の一要素です。
可用性とは
可用性は、障害が発生しても安定したサービスを提供でき、ユーザが必要な時にシステムを利用可能である特性を示します。
可用性を高める手段としては、ハードウェアやソフトウェアの故障を防ぐ施策の実施・修理時間の短縮・機器の冗長化などが挙げられます。
JIS Q 27000では「認可されたエンティティが要求したときに,アクセスおよび使用が可能である特性」と定義されています。
可用性と信頼性の違い
可用性が稼働率で表せる一方、信頼性は平均故障間隔で表現されます。
可用性と耐障害性の違い
耐障害性は、障害が起きてもシステムを稼働し続けることです。耐障害性が高いシステムは、稼働率(可用性)も高くなる傾向にあります。
可用性の関連語
可用性の関連語を確認しておきましょう。
機密性
機密性(Confidentiality)は、許可された正規のユーザだけが情報にアクセスできる特性を示します。
完全性
完全性(Integrity)は、情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性を示します。
可用性まとめ
情報セキュリティマネジメントの概念の一つである可用性は非常に重要な概念です。
試験にそのまま出題される可能性もあれば、前提知識として別のことを問われることもあります。
仕事でも重要な概念なので、しっかりと押さえておきましょう。