[応用情報技術者試験]ネットワークが難しい?対策方法や解き方のコツは?
応用情報技術者試験の分野の一つに、ネットワークがあります。
ネットワークは、応用情報技術者試験の対策をするにあたって、非常に重要な分野になります。
午後試験では必須ではないものの、必須科目の情報セキュリティと密接な関係にあり、さらにはシステムアーキテクト分野にも関連するケースが多いです。
この記事では、ネットワークの詳細について解説していくので、選択しようか迷っている方や対策方法を探している方は参考にしてください。
本記事のまとめ!
- ネットワークは情報セキュリティとも関連が深く、押さえておくべき分野の一つ
- 最新の技術だけでなく、古い技術も問われることがある
- 応用情報対策をするならスタディングを活用しよう!
応用情報技術者試験におけるネットワークの傾向
まず、応用情報技術者試験のネットワーク分野について、傾向を確認していきましょう。
過去の傾向を分析しよう
応用情報技術者試験に限った話ではありませんが、過去問題から傾向を分析することは非常に大切な作業です。
気になる問題があれば解きながら、傾向を分析してみてください。
大カテゴリ | 小テーマ | 出題時期 (IPA公式サイト) |
レイヤ | 第2層レイヤ-無線LAN | 2010(春期)-5 |
第2層レイヤ-無線LAN | 2010(秋期)-5 | |
第2層レイヤ-無線LAN | 2011(秋期)-5 | |
第3層レイヤ-IPネットワーク | 2013(秋期)-4 | |
第3層レイヤ-L3SW | 2014(春期)-5 | |
第2層レイヤ-SDM | 2017(秋期)-5 | |
第2層・第3層レイヤ-無線LAN・L3SW | 2019(春期)-5 | |
冗長化 | 冗長構成 | 2016(春期)-4 |
冗長化 | 2016(春期)-5 | |
冗長化 | 2017(春期)-5 | |
サーバ関連 | DHCPサーバ | 2009(春期)-5 |
リバースプロキシサーバ | 2011(春期)-5 | |
メールサーバ | 2014(秋期)-5 | |
DHCPサーバ | 2015(春期)-5 | |
DNSサーバ | 2018(春期)-5 | |
負荷分散(LB) | 基礎・待ち行列理論 | 2010(春期)-4 |
L4・L7 | 2012(秋期)-5 | |
SLB | 2013(春期)-5 | |
Webサーバ | 2018(秋期)-5 | |
その他 | スループット | 2012(春期)-5 |
IP電話 | 2013(春期)-4 | |
WAN | 2015(秋期)-5 | |
IP電話 | 2016(秋期)-5 | |
HTTP通信 | 2019(秋期)-5 |
シラバスを確認しよう
試験に必要な知識は、IPAのシラバスに掲載されています。
実際にネットワークの個所を確認してみると、以下のように記載されています。
➢ LAN と WAN の仕組み,特徴,電気通信事業者が提供するサービスの種類,特徴を修得し,応用する。
➢ 有線 LAN と無線 LAN,交換方式の仕組み,特徴を修得し,応用する。
➢ 回線速度,データ量,転送時間の関係を修得し,応用する。
➢ インターネット技術の必要性,特徴を修得し,応用する。
この概要からもLANやWANの構成、データ量や回線速度の計算が重要視されていることがわかります。
さらに読み進めると、用語例も確認できます。
インターネットサービスプロバイダ(ISP),従量制,月額固定料金,IDF(Intermediate Distribution Frame),MDF(Main Distribution Frame),パケット交換網,回線交換網,センサネットワーク
これらの用語はすべて押さえておきましょう。
ネットワークを選ぶかどうかの判断
応用情報技術者試験において、ネットワークを選ぶかどうかの判断基準はいくつか考えられます。
具体的には以下の通りなので、参考にしてください。
他の分野とも被るため選ぶことをおすすめ
応用情報におけるネットワークの知識は、他の分野とも被ります。
特に必須科目の情報セキュリティはネットワークと関連が深く、対策は必須です。
システムアーキテクチャにおいてもネットワーク分野が出題される場合が多いので、ネットワークを対策することで一石二鳥、もしくは一石三鳥となる可能性もあります。
知識問題が得意な方におすすめ
ネットワーク問題はプロトコルを問われたり、サーバ名を問われたりといった知識問題も多いです。
したがって、覚えることが得意な方もネットワークはおすすめです。
実務経験は不要
ネットワークと言っても、ほとんど概要については問題文中に記載されています。
したがって、実務経験は必要ありません。
CCNAなど、実務よりのベンダ試験の場合と比較しても対策はしやすいです。
ネットワークの対策や解き方
ネットワーク分野の対策についても確認してみましょう。
古い知識も問われるので対策しておこう!
ネットワーク分野に関しては、ごくまれに古い知識も問われます。
筆者が受験した時にはIP電話について問われましたが、受験時点でIP電話が使われているケースはほとんどありませんでした。
逆に最新の技術が問われることもあるので、新しい知識は仕入れつつ、古い知識の対策も行っておきましょう。
計算力はそれなりに大事
ネットワークでは計算問題や経路問題も出題されます。
問われる内容は進数変換だったり図示できれば得点できる問題だったりが多いので、解けるよう何度も繰り返して解き方を身に付けておきましょう。
問われる内容自体は限られているので、パターンさえつかめてしまえば得点源にできます。
午前知識は必ず押さえておこう
ネットワーク分野に関しては、午前試験でも問われる比重が大きいです。
サブネットマスクやホストIPアドレスの仕組みや意味など、基礎的な部分も押さえておきましょう。
応用情報技術者試験に備えよう
最後に、応用情報技術者試験の対策方法も押さえておきましょう。
独学で勉強するならテキストは大事
応用情報技術者試験は難しい試験ですが、テキストを使って独学で合格することも可能です。
特にニュースペックテキストは、フルカラーで図表も多くわかりやすいのでおすすめです。
他のテキストについて気になる方は、以下の記事もご覧ください。
独学が難しければ通信講座を活用しよう
応用情報技術者試験をテキストだけで対策することが難しいと感じたら、通信講座も活用してみましょう。
通信講座の場合、分からないところを質問できたり、スケジュールに従って進められたりしてモチベーションの維持にもつながります。
通信講座の中では比較的価格が抑え気味のスタディングがおすすめです。
スタディング以外の講座については、以下の記事でランキング形式で紹介しているので、あわせてご覧ください。
応用情報技術者試験のネットワーク対策まとめ
本記事のまとめ!
- ネットワークは情報セキュリティとも関連が深く、押さえておくべき分野の一つ
- 最新の技術だけでなく、古い技術も問われることがある
- 応用情報対策をするならスタディングを活用しよう!
応用情報技術者試験のネットワーク分野は、他の分野にもまたがるため対策しておくと大きく得点を稼げる可能性が高いです。
ネットワークの構造だったり各サーバの役割だったりと、覚えないといけないことや考えないといけないことは多いように思われますが、問われる分野は限られています。
過去問を数回解けると意外と解けることに気付けるので、まずは過去問を徹底的に対策してパターンを押さえておきましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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