[医療事務資格]独学で資格取得は可能?勉強方法を徹底解説!
医療事務の資格は非常に人気があり、取り扱っている通信講座も多いです。
しかし中には
といったように、費用の面から独学で勉強したい方も一定数いらっしゃることと思います。
そこで、今回は医療事務資格を独学で勉強する際の勉強方法や注意点について解説していこうと思います。
独学で医療事務を受験するにあたって
医療事務の独学勉強を始める前にいくつか注意点やアドバイスがあるため、最初に確認しておきましょう。
独学のメリット・デメリット
まずは独学で勉強することのメリットとデメリットを押さえておきましょう。
メリット
メリットとしては大まかに
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで進められる
に分けられます。
費用を抑えられる
まず費用ですが、独学で勉強する場合はテキスト+受験料のためどんなにかかっても15,000円ほどで抑えられます。
通信講座を活用するとそれだけで数万円かかってしまうため、独学合格できればかなりコスパは良いです。
医療事務の受験にかかる費用は以下の記事でも詳しくまとめているので、気になる方はご一読ください。
自分のペースで進められる
独学の場合決められた時間に抗議を受ける必要もないため自分のペースで勉強を進めることができます。
講義時間が長すぎて自分でテキストを読んだ方が早い!といった自信がある方は独学での勉強が向いているといえます。
デメリット
一方で独学する際はデメリットもいくつか見受けられます。
具体的には
- 分からないところを聞けない
- 資格取得後の就職活動がすべて自力になる
といった点が挙げられますね。
分からないところを聞けない
独学で勉強をしているとどうしてもわからないところが出てきます。
特に法規や点数計算は複雑な問題も多く、解けるようになるまで多大な時間がかかることも少なくありません。
通信講座などですぐに聞ける環境であればまだしも、完全独学となると調べながらの勉強になるため時間がかかってしまいます。
資格取得後の就職活動がすべて自力になる
医療事務は資格を取って終わりではなく、その後就職や転職を見越している方が大半ではないでしょうか。
通信講座では資格取得後の就職をサポートしているところも多く、資格取得→就職がストレートに決まることが多いです。
一方で独学の場合はそのサポートもないためすべて自力で調べる必要があります。
まずはどの資格を取得するかを決める
医療事務の資格と一口に言っても、診療報酬請求事務能力検定試験・メディカルクラーク・医事コンピュータなど種類はかなり多いです。
もちろん資格によって難易度も評価も変わってきます。
必死に勉強したもののあまり評価されなかったり、評価されるものの独学では難しい難易度だったりする資格を選んでしまっては意味がありません。
そのため、まずはどの資格を狙うかを事前に決めておくとよいです。
以下の記事では医療事務資格の中でもメジャーで評価が高く、取りやすいものをまとめているので参考にしていただければと思います。
次にスケジューリングを決める
どの資格を受験するか決めたら学習スケジュールを決めましょう。
大体何ヵ月で取得できるのか、取得するためには1日何時間のペースで勉強すれば良いのかなどを確認したうえで無理のないペースで設定しておくのが無難です。
テキスト選びは慎重に
独学の場合特に、知識のインプット元はテキストになります。
したがってテキスト選びを間違えて自身に合わないものを選んでしまうと学習そのものが苦行となるリスクが考えられますね。
そういった状況を避けるためにも、テキストはレビューをうのみにするのではなく、自分の目で中も見て続けられそうかどうか判断しましょう。
以下の記事では医療事務におすすめのテキストを紹介しているので参考にしていただければと思います。
持ち込み資料を確認しておこう
医療事務試験ではテキストや診療点数早見表の持ち込みが可能なケースが多いです。
しかしすべての試験・分野で許されているわけではなく、医学知識や医療放棄、慰労保険制度などでは特に持ち込み禁止のケースも多いです。
そのため
と高をくくっていると痛い目に合うので注意しましょう。
難しいと感じたら素直に通信講座も活用しよう
独学で勉強しようと意気込んでみたものの、いざ勉強を続けてみると難しいと感じるケースもあります。
その場合、ある程度粘ってみて無理そうであれば通信講座に切り替えましょう。
無理に独学を続けて不合格になってしまうとモチベーションが続きませんし、それでも独学を貫こうとすると、受験費用も時間も無駄にかかってしまいます。
それよりは、初期費用は少しかかるものの合格率がぐっと上がる通信講座に潔く切り替えたほうが、合格は近づきます。
数ある通信講座の中でも特に、受講料が安くて質問や添削制度が整っているユーキャンはおすすめです。
もちろんそれ以外の通信講座もいろいろあるので、あわせてごらんください。
具体的な勉強方法
ではあらためて、具体的な独学方法を確認していきましょう。
まずはテキストを通読
どの資格においてもまずはインプットがなければアウトプットもできません。
先ほども紹介した通り、厳選したテキストをざっと一読しましょう。
初めて読む場合専門用語や難しい計算(診療点数)が出てきますが、1発で理解することは無理なのでさらっと読み飛ばして問題ありません。
過去問・問題演習に注力する
一通りインプットが終わったら過去問や演習問題でアウトプットを重ねていきます。
試験勉強においてはインプットとアウトプットの比率を2対8くらいにするのがベストです。
もちろん、最初のうちは全然問題が解けず嫌になってしまうことも多いかと思います。
しかしめげずに間違えたらチェックを付けてテキストに立ち返り、該当箇所をしっかりと読みまたしばらくしたら復習する・・・のループを繰り返すことでいつの間にか問題が解けるようになっていきます。
レセプト対策に診療点数早見表に慣れておこう
医療事務の資格ではレセプト作成もあり、診療点数早見表を見ながら問題を解くケースが多いです。
したがって、早めに診療点数早見表を入手しておきたいですね。
この診療点数早見表自体は試験に持ち込むことができるのですが、持ち込めるからと安心していると、試験本番で使い方がわからず時間が無駄に過ぎてしまいます。
試験時間内に素早く正確に点数を調べ上げられるように、意識して慣れておきましょう。
医療法規・医療保険制度・医学基礎知識対策
レセプトは医療事務試験の醍醐味ですが、それ以外にも医学に関する法律や保険制度、医学知識なども試験範囲に含まれます。
どの分野がどの範囲まで含まれるかは試験によりますが、こちらもあらかじめ調べておくとよいです。
いずれにしても過去問を解けば範囲は明確になりますし、出題傾向や問われ方も試験ごとにある程度パターン化されています。このことからも過去問がいかに重要なのかがわかりますね。
医療事務の勉強方法まとめ
今回は医療事務の勉強方法についてご紹介しました。
まずはどの資格を受けるかを決め、そこから逆算してスケジュールを立てるようにしましょう。
また、レセプトのある資格の場合、早見表にも早い段階で慣れておくことで対策がスムーズにすすみます。
何問か過去問を解いてパターンをつかんでおけるとよいですね!
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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