[医療事務]仕事内容はきつい?医療事務経験者が本音で語る!
医療事務はどうしてもきついと言ったイメージが付きまといます。
病気の方やケガをしている方を助けるのは人の役に立っているといった実感を持てる一方、責任も重く大変なことは否めません。
といった方も多いかと思うので、この記事では医療事務の実態がどのようなものか、仕事内容と照らし合わせて解説していきます。
医療事務の仕事内容
まず、医療事務の大まかな仕事内容について解説します。
病院やクリニックにて、受付・会計・資料作成といった事務作業から、医師・看護師・患者さんとのコミュニケーションまで、業務内容は多岐にわたります。
受付・会計・電話対応
医療事務の仕事内容としてまずは、一般的な事務手続きともいえる受付や会計、電話対応があげられます。
患者さんからの電話で予約受付をしたり、来院した患者さんから診察券を受け取ったり、また診察終了後の患者さんの会計も行います。
医師からの処方せんを渡すことも行いますね。
カルテ出し・レセプトなどの書類作成・計算業務
基本的に、患者さんが健康保険証を提示すると患者さんの医療費の負担額は2~3割となります。
残りの7~8割は保険者に診療報酬として請求する必要があり、この業務をレセプトと呼びます。
また、電子カルテや紙のカルテを出したり回したりといった診療をスムーズに進めるための作業も多く、加えて医師の意見書や診断書を患者さんに渡すといった書類にかかわる業務も医療事務の仕事に含まれます。
入院手続き
規模の大きい病院では患者さんの入院を受け入れている場合もあります。
入院にかかる手続きの説明や費用の説明を行うことも医療事務の役割です。
医療事務はきつい?
医療事務の仕事内容について大まかに解説しました。
これだけだと
と思われる方も多いかと思います。ではあらためて、なぜ医療事務はきついのかについても解説していきます。
職場内の人間関係がきつい
医療事務では人間関係が厳しいことがあります。具体的には
- 女社会によるいじめ
- 医師からのパワハラ
- 閉鎖的な空間により人間関係が凝り固まる
などが挙げられます。
女社会によるいじめ
特に小規模の病院では医療事務員の男女比として1対9になることも多く、大半を女性が占めています。
そのため派閥が起こりやすく、医療事務の人同士でいじめも起こりやすいです。
医師からのパワハラ
特に小規模の病院、開業しているクリニックでは医師が経営者でもありトップです。
そのため医師がまともならよいのですが変な人だと従業員は過酷な労働下で働くことを強いられます。
閉鎖的な空間により人間関係が凝り固まる
病院やクリニックでは人間関係が狭く外部との関わりもそこまで多くはありません。
そのため変な職場に就職してしまってもそれが普通と思い込んでしまい、その環境がおかしいと気づけなくなってしまいます。
結果として自身もそのブラック体質に染まり次に入ってきた方を染めて・・・といった負のループが起こってしまうわけですね。
患者さんからのクレーム・ストレスがきつい
患者さんは全員が全員良い人ではありません。
中には病気でイライラしている場合もあれば、自分のことしか考えていない方もちょくちょく見受けられます。
患者さんからの理不尽なクレームも多いので結果的に精神を病んでしまう方も少なくありません。
覚えることが多すぎてきつい
医療事務は覚えることが多いです。
病気の症状や薬の効果といった医療に関することはもちろん、医療制度の改正があると診療報酬の計算方法や点数も頻繁に変わるからです。
特に会計に関しては患者さんから「なんでこの価格なの?」と聞かれることも多く、わかりませんでは済みませんよね。
常に勉強する必要があるので、学習が苦手な方はきついと感じてしまうでしょう。
収入が低くてきつい
医療事務は多忙で仕事内容のレベルも高いです。
しかし医師や看護師のように免許がある職業ではないため収入が低くなってしまいます。
結果的に必死に働いても収入が上がらない、だから辞めるという方も多いです。
レセプト業務が複雑できつい
医療事務で一番大変なのがレセプト業務といえるでしょう。
レセプトは計算が複雑で患者さんの数が多いと処理数も膨大に膨れ上がる傾向にあります。
結果として月末や月初はほぼ残業と言えるでしょう。
しかもミスを許されないため精神的にもきついです。
医療事務の良い点
きついきついと言っていた医療事務ですが、良い点ももちろんあります。
繁忙期以外は定時で帰れることも多い
医療事務はレセプトのある月末・月初こそ残業も多いですが、それ以外は定時に帰れることも多いです。
休日出勤や深夜勤務も少ないため、プライベート重視の方にはおすすめできますね。
専門性が上がる
医療事務は医療に従事することから医学や薬学といった専門知識を得やすいです。
その結果医療に興味をもって再度勉強し、進学して看護師や薬剤師を目指す、といったパターンも見られます。
看護師や薬剤師にならないとしても、医療事務自体、少子高齢化の背景も相まって需要が上がると予測されるため将来性は高いと言われています。
現時点では給料が低いと嘆かれがちですが、需要が高まれば自然に給料も上がりますし、需要が減ること自体考えづらいので食いっぱぐれはないでしょう。
未経験・無資格でもチャンスがある
医療事務は現時点でも求人数が多く、未経験・無資格でも飛び込めるチャンスは高いです。
学歴・年齢・性別もあまり問われないため、興味がある場合飛び込んでみてもよいかもしれませんね。
その際は医療系特化の転職エージェントを使ってみるとよいでしょう。
医療事務から抜け出したいなら転職エージェントを活用しよう
医療事務は将来性も高いものの、きつい職場であることに変わりありません。
医療事務にあまり興味がわかない、抜け出したいという方は全く別の職種に移動するのもアリです。
確かに、基本的に未経験への転職は難しいです。
しかし医療事務の場合仕事の専門性の高さや難易度の高さからも別の事務職に通用することが多く、全く別の業界に移れる可能性も少なくありません。
ただしその際、転職エージェントは登録しておいた方がよいでしょう。
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医療事務の仕事内容まとめ
今回は医療事務の仕事内容について解説させていただきました。
医療事務は確かにきつい仕事です。
しかし、少子高齢化と言われている現代において需要がなくならず将来性が高い仕事でもあります。
もし医療事務に興味があるという場合は医療特化エージェントを、そうではなくて別の仕事に興味がある方は総合エージェントを活用してみてください。
高校卒業後に医療系専門学校に進学し、首席で卒業する。
医療事務だけでなく経理の経験もあり。一人息子をこよなく愛する。
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