[宅地建物取引士試験]暗記でも試験は突破できる?覚えやすい語呂合わせやテクニック
宅建試験は宅建業法や都市計画法など、法律に関する内容が多いです。
そうすると覚えることも多く、
と、暗記に対して億劫に感じる方も多いと思います。
宅建試験の場合、暗記内容は確かに多いです。しかし一方で、語呂合わせによって突破できる分野も多いです。
この記事では宅建試験を暗記で乗り越えられるのかといったポイントと、具体的な語呂合わせについて解説していきます。
宅建試験は暗記で突破できる?
そもそも宅建試験は暗記で突破できるのでしょうか。
結論から申し上げれば、宅建試験はある程度は暗記で対応できますし、暗記力が高い方であれば暗記だけで合格ラインに到達することも可能です。
しかし範囲は膨大なので、暗記のみで合格を目差す場合よほど暗記力が高い方か、時間を膨大にかけられる方に限られてくる事でしょう。
ほとんどの科目で通用する
宅建試験は法律系の資格なので、細かな数値を覚えておかなければいけない問題は暗記で対応できると言えます。
具体的に宅建試験にはどのような科目があるのか、それぞれの傾向はどうなっているかといった点については、以下の記事でまとめています。
反復を意識しよう
頑張って覚えたところで1日もするとほとんど忘れていることも多く、
と絶望してしまう方も多いかと思います。
しかしこれは普通で、エビングハウスの忘却曲線によると1日で67%は忘れてしまうようです。
よほどの天才と呼ばれる人でもない限り、この曲線に大抵該当するわけですね。
しかしエビングハウスの忘却曲線によると、一度忘れたことでも忘れた直後にもう一度復習すると再度100%まで記憶保持率が戻り、次回は忘れにくくなります。
この回数を繰り返すことで長期間でも100%に近い状態で記憶を保持できるようになると言った結果が出ています。
したがって、「暗記が苦手」と感じている人でも実は他の人と記憶力に大差はなく、ただただ反復をしていなかっただけと言うケースがほとんどです。
試験直前の暗記は大事
長期間記憶を保持するためには反復学習が欠かせません。
しかしなかなか時間が取れず反復する余裕がないという方も多いかと思います。
その際は可能な限り頭に詰め込んだうえで、試験直前にも再度要点をざっと確認し重要事項を短期記憶としてとどめておきましょう。
試験直前に学んだことは記憶が鮮明なので忘れることも少なく、直前に勉強したことが試験本番で聞かれ、おかげでギリギリ合格できたというケースもよく見ます。
ノートに特に覚えられない点を表やまとめとして書き写しておき、試験直前に見直せるようにしておくのが望ましいですね。
宅建試験に暗記で合格するために
宅建試験に暗記で合格するためのテクニックについても触れていきます。
意味を理解しながら覚えよう
暗記は何度も書いたり復唱したりして覚えるという方も多いですが、なぜそうなっているのか理解できる場面は理解したほうが記憶の定着にも良いです。
例えば宅地造成等規制法において、宅地造成は切土であれば○m、盛土であれば△m以上が該当すると言った時それぞれの数値がどのように入るかを考えます。
切土の場合はもともとある土地を切り落とすだけなので、ある程度切ってしまっても支障が少なそうです。一方で盛り土の場合土を盛り上げるため土壌が不安定になりそうです。
このため、切土○mよりも盛土△mの方が、制約的に厳しくなりそうですよね。
このように、ある程度意味づけしておくことで暗記による効率はぐっと上がります。
語呂合わせは大事
宅建試験においてはいくつか有名な語呂合わせも存在します。
後程紹介しますが、試験においては有用なので是非とも覚えておいてください。
アプリも活用しよう
宅建試験は類似問題も多く、毎回同じ聞き方をされるような論点も多いです。
したがって、過去問を解くことはそのまま得点につながると言えます。
過去問と相性が良いのがアプリで、スマホ1台あれば効率よく学習できるので非常に心強い学習ツールとなることでしょう。
以下のページでは宅建試験の問題を扱っているアプリについて紹介しているので、是非を目通してみてください。
いざとなったら通信講座も活用しよう
暗記は語呂合わせやアプリを活用すればある程度カバーできると言えます。
しかしそれでも時間がかかりますし、何よりモチベーションの維持が大きな課題になってくるのではないでしょうか。
なかなか一人で勉強が続かない、気がそれてしまうと言う方は通信講座の利用もアリです。
確かに宅建試験の通信講座は5万円以上の物も多く、決して安いとは言えません。
しかし無事に宅建が取れれば多くの手当てが出る会社も多く、合格できればほんの数ヵ月で元が取れてしまいます。
むしろ独学に拘って何回挑戦しても合格できない・・・と言う方が機会損失につながります。
数ある通信講座の中でも特にフォーサイトが分かりやすく範囲も絞られていておすすめなので、是非試してみてください。
具体的な語呂合わせ
それではあらためて、具体的な語呂合わせを見てみましょう。
宅建業法
- 免許更新の申請期間・・・有効期限が切れる90日前~30日前までに更新しなければいけないので、「免許更新組(9・3)」と覚えましょう
- 取引士になるまでの流れ・・・取引士資格登録は大臣が実務講習によって、取引士の交付は都道府県知事が行う法定講習によってなので、「大臣、実務(講習)を放(法定講習)置(都道府県知事)」と覚えましょう。
- 事務所で管理する名簿と帳簿の年数・・・名簿が10年、帳簿が5年なので、「名刀5丁(帳簿)」と覚えましょう。
- 手付金保全措置について・・・未完成物件は5%以下、完成物件は10%以下、いずれにしても1,000万円以下なので、「ミカン(未完)5つで缶ジュース(10%)1,000本」と覚えましょう。
法令上の制限
- 防火地域の定義について・・・防火地域は3階以上もしくは100㎡以上であれば耐火建築物でなければいけないため、「坊(防火)さん(3)桃(100)ちょう(超)だい」と覚えましょう。
- 準防火地域の定義について・・・準防火地域は4階以上もしくは1,500㎡以上であれば耐火建築物でなければいけないため、「順(準防火)子よ(4)ければイチゴ(1,500)ちょう(超)だい」と覚えましょう。
- 居室の彩光・換気について・・・住宅の場合、採光に有効な部分の面積=居室の1/7、換気に有効な部分の面積=居室の床面積×1/20なので、「居室は最高(採光)に良いな(1/7)、換気に十分(20分の)に気を付けて」と覚えましょう。
- 建築確認が必要となる建築物・・・特殊建造物で用途部分の床面積が200㎡超えの物、木造建築で階数が3以上or延べ面積が500㎡以上or高さが13m超or軒の高さが9m超、木造建築以外で階層が2階以上or延べ面積が200㎡超え・・・「とっく(特殊建造物)に(200)サン(3階)ゴ(500㎡)のとうさん(13m)、く(9m)に(2階以上)に(200㎡超)帰った」と覚えましょう。
宅建試験の暗記と語呂合わせまとめ
今回は宅建試験に暗記で突破できるのかといった点と、効率的に暗記するためのポイント、最後に具体的な語呂合わせをいくつか紹介させていただきました。
特に法律関係の分野では暗記が重要になってくるので、要点を掴んだうえで効率よく学習を進めていきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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