[宅地建物取引士]英語力は必要?名刺の表記方法は?試験には必要ないが仕事では重要!
宅建士を目指している方、もしくはすでに宅建士の方の中には
と感じている方も多いかもしれません。
グローバル化により、特に最近英語に関する需要は増えているとよく耳にしますよね。
この記事では宅建士になるために、または宅建士になってから英語力はどれくらい必要なのかといった点について解説していきます。
宅建士に英語は必要?
まず、宅建士に英語が必要なのかどうかについて試験を受ける立場と、試験に合格して宅建士として働く立場に分けて解説します。
試験においては必要なし
宅建試験を受けるにあたっては問題文は全て日本語なので英語は全く必要ありません。
それよりも宅建試験においては日本における法律(宅建業法や都市計画法)への理解が重要なのでそちらの勉強をしましょう。
仕事においては英語もできると良い
仕事をするにあたっては英語もできた方が良いです。
宅建業法は日本の法律で、日本国内で働く分においては英語は必要ないと感じる方も多いかと思います。
しかし最近では海外から国内への入居者も多く、英語で対応する場面は多いのではないでしょうか。
不動産経営をするにあたって海外のお客さんが来るたびに通訳者を呼んで・・・と言うのは中々理想とは言えないので、ご自身で対応していきたいですよね。
宅建士は英語でどう表現する?名刺や履歴書への書き方は?
外国のお客さんへの対応が増える場合、名刺に日本名の宅地建物取引士と書くだけでは足りず英語表記をする必要もありますよね。
宅建士は英語で書くと
- Real Estate Trader
- Real Estate Notary
- Real Estate Broker
等と表現します。
履歴書や名刺への書き方等は以下の記事にもまとめているので、あわせてご覧ください。
英語を使う職場とは?
あらためて、宅建士として英語力を活かせる職場にはどのようなものがあるのでしょうか。
国内の場合
国内で宅建士として英語力を生かす場合、やはり外国人相手として働くことが一般的になるでしょう。
特に宅建士の独占業務である重要事項の説明に関しては詳細な内容を伝えなければならず、専門用語も英語で言えるようにしておかなければいけません。
また、これから増えると予想されるのが海外からの国内不動産投資に関する問い合わせや対応です。
日本のおよそ30%は空き家と言われており、居住者からも注目が集まっているので、今後市場が活発になることが予想されますね。
海外の場合
海外で働く場合、英語力はより必要ですが宅建士の資格がそのまま活きる可能性はあまりないと言えます。
例えばアメリカを例に出すとREセールスパーソン資格と呼ばれる資格が必要になります。英語力自体はTOEIC500点程の実力で取得できますが、アメリカの法律を学ばなければいけないので大変です。
必要な英語力や、上がる年収は?
具体的な英語力や、英語ができると年収はどれくらい上がるのでしょうか。
TOEICのラインとしては730点
海外で働いたり、外資系の企業に入社する際、TOEIC730点以上が一つのボーダーラインとされることが多いです。
これは不動産業界でも同じで、このラインを越えられるかどうかで外国の方と意思疎通が図れるかどうかを判断されると思って頂いて問題ありません。
余談ですが、TOEIC730点レベルに求められる内容は英文のメールや資料が作成できる・海外の方と円滑なコミュニケーションが図れる・ビジネスレベルの英会話ができる等が該当します。
英語ができる宅建士の年収は700万円~850万円
筆者の方でざっと求人を見てみたところ、英語ができる宅建士の求人としては700万円~850万円のラインが多かったように思えます。
もちろん、オリンピック需要や新年度・新学期に伴って求人数や年収も前後しますが、なかなかの高収入と言えるのではないでしょうか。
英語関係の不動産に携わる仕事の探し方
宅建士で英語ができる方の需要や年収について解説しました。しかし中には
と、仕事探しがうまくいかない方も多いかと思います。
最後に、具体的に英語を活用するような不動産業界に携わる仕事の探し方について解説していきます。
転職エージェントを活用しよう
まずはスタンダードに転職エージェントを活用するのが、良い求人に巡り合えるための常套手段と言えるでしょう。
特に大手や特化型のエージェントであれば不動産関係の求人は豊富に扱っているので、英語を活用した求人も見つけやすくなることと思います。
転職にあたって必要な履歴書の添削や面接練習も無料で受けられるので活用しない手はありませんね。
具体的におすすめな転職サイトは以下の3社です。
宅建Job
種類 | 転職エージェント |
案件数 | 1,000件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・仲介 |
宅建Jobエージェントは、宅建士の方専門の転職エージェントとなっています。
キャリアアドバイザーの方も不動産業界のベテランで、就職者の希望条件を個別に聞いたうえで最適な求人を提案すると言った手厚さから人気を博しています。
最初に登録しておいて損はないエージェントです。
doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
副業であればクラウドソーシングサイトもアリ
転職までは行かなくても、副業で稼ぎたい!と言う方はクラウドソーシングサイトを活用する手もあります。
宅建士が副業できるのかといった点に関しては以下の記事をご覧ください。
宅建士に英語は必要なのかどうかまとめ
この記事では宅建士に英語は必要なのかどうかについて解説させていただきました。
試験を受ける際には英語力は必要ありませんが、合格後宅建士として働くにおいては英語ができるとより高い年収が目指せますし選択の幅も広がります。
英語の需要が今後なくなるとは考えづらいので、宅建士や不動産に関する勉強とあわせて英語力も鍛えて行きたいですね。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません