[宅地建物取引士試験]合格までの勉強時間はどれくらい?3ヵ月での合格は可能?
宅建試験は数ある国家資格の中でも人気が高く、毎年20万人以上が受験する資格試験です。
しかし、いざ受験しようとした時に
といった状況に陥ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、宅建試験の合格のために必要とされている勉強時間について解説していきます。
宅建試験の勉強時間の目安
宅建試験の合格に必要と言われている勉強時間について確認していきましょう。
知識がない状態からで250~300時間
宅建試験は合格までに、ゼロ知識から初めて250時間前後かかると言われています。
もちろん、すでに不動産で働いた経験がある方やFP資格を持っている方、法学部で民法について習った方はさらに短い時間で合格できることも考えられるでしょう。
一方、勉強慣れしていない方はさらに時間がかかる可能性もあります。
毎日3時間でギリギリ3ヵ月の計算
毎日3時間勉強時間を確保できると考えると、90日×3時間=270時間となりギリギリ合格できるレベルに到達できます。
もちろん、仕事によって1日辺り確保できる時間が少ないという方はさらに期間は伸びますし、逆に学生などで比較的時間に余裕がある方はもっと短い期間で合格することも可能でしょう。
宅建試験に3ヵ月で合格するためのスケジュール
実際に3ヵ月(90日)で宅建合格を目指す場合のスケジュールをざっくりとまとめてみます。
インプット
まずインプットです。試験においてインプット:アウトプットは2:8くらいが望ましいとされています。
300時間確保するとしてそのうちの60時間くらいはインプットに充ててしまって問題ないでしょう。1日3時間勉強するとして20日間はテキストを読むことに集中しましょう。
ざっと一通り読み通して、どのような知識が必要なのか、どのあたりに何が書かれているのかを押さえておきます。この段階で100%理解する必要は無いので、理解できなかったところがあっても時間をかけすぎず取りあえず最後まで読破することを目標としてください。
アウトプット
インプットが終わったら次にアウトプットです。
インプットした知識をもとに実践を重ねていきましょう。ここには200時間は掛けたいですね。
解く問題は予想問題でも良いですが、それ以上にまずは過去問を優先して解いていきましょう。
宅建試験は重要な論点については特に同じような問題が何度も出題される傾向にあります。過去問を解けるようにしておけばそれがそのまま得点につながるわけですね。
以下の記事では過去問を効率的に解けるアプリを紹介しています。無料で利用できるものもあるのでぜひ活用してみてください。
仕上げ
過去問をある程度解いたら最後に仕上げです。
過去問は大事と書きましたが、ただ解くだけでは意味がありません。
ある程度問題のパターンに慣れてきたら今度は、なぜそのような答えになるのか、どのような計算をすれば問題が解けるのかを突き詰めていきます。
宅建試験の合格点は毎回バラバラですが、大体7割前後の理解度を求められます。
暗記だけの付け焼刃で突破できる程甘い資格ではないので、間違えた問題を重点的に詰めていきましょう。
効率よく勉強する為に
宅建試験は合格に250時間~300時間かかると紹介しました。
しかし人によっては未経験からでも200時間未満で合格できる場合もあれば、500時間以上かかってしまう場合もあります。
できるなら短い時間で突破したいと思う方が多いのではないでしょうか。
最後に、できる限り短い時間で宅建試験を突破するためのコツをまとめておきます。
独学で勉強する場合は他の人との交流を大切に
宅建試験は通信講座で学習する方もいれば、独学で学習する方もいます。
特に独学で学習する場合、合格まで時間がかかってしまうケースが考えられます。
分からない事を誰かに聞けなかったり、間違えたまま覚えてしまったりといったリスクがある点も抑えたうえで、SNSや掲示板を活用してできるだけ主観的な勉強にならないようにしましょう。
テキスト選びは慎重に
特にテキスト選びは宅建試験において重要です。
テキストの中にはフルカラーで分かりやすいものの、内容が少し足りないかな?と思えるものや、逆に内容は網羅的だけど文字が多すぎて初学者にはつらい・・・といったものがあります。
筆者個人としてはTAC出版のみんなが欲しかった!シリーズが、図表も多く内容もしっかりしているのでおすすめです。
もちろん、このあたりは個人差があり、向き不向きもあると思うので、ご自身の目でも確認していただければと思います。
また、テキスト選びにおいて古い物はNGです。特に宅建試験のように法律がよく絡む試験では、法改正が頻繁に反映されます。
古いテキストでは新しい法律に関する問題に対処できないので、多少値段はかかっても最新のものを選ぶようにしましょう。
いざとなったら通信講座を活用しよう
先ほども触れた通り、独学で勉強する場合は分からないところを人に聞けなかったり、間違えて覚えてしまったりといったリスクが付きまといます。
そんな時は通信講座を活用してみても良いかもしれませんね。
通信講座では分かりやすい講座のおかげでそもそも疑問が残りにくいですし、間違えて覚えると言ったこともあまりないのではないでしょうか。
万が一分からないところがあってもすぐに聞けると言ったメリットもあります。
宅建試験の通信講座はいくつもありますが、特にフォーサイトがおすすめです。
フォーサイトでは要点のみを扱った必要最低限に絞られたテキスト・講義が用意されており、勉強時間も最小限になるように構成されています。
それでいて合格率は全国平均の4倍近くになることもあるので驚きですね。
以下の記事でフォーサイトの宅建講座について詳しくレビューしているので、気になる方は目を通してみてください。
また、それ以外の通信講座が気になる!と言う方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
宅建試験の勉強時間まとめ
今回は宅建試験に必要な勉強時間について解説しました。
250時間~300時間と聞くと、意外と時間がかからないんだな。と思う方も多いのではないでしょうか。
一方で、社会人の方だとそんなに勉強時間を確保できない・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
状況に合わせて独学で行くのか通信講座を活用するのかを選びながら、効率よく学習を進めて行ってください。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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