[日商簿記3級]一夜漬けは可能?最短で合格するには?
日商簿記3級は合格率が50%を超える簡単な資格と言われています。
多くの方から簡単と言われているだけあり、
と油断することも多いかなと思います。
この記事では日商簿記3級に一夜漬けで合格できるかどうか触れていきます。
日商簿記3級に一夜漬けで合格することはできる?
そもそも日商簿記3級に一夜漬けで合格することは可能でしょうか。
結論から言ってしまうと、未経験の場合ほぼ不可能です。
その理由について、解説していきます。
勉強時間は50~100時間かかる
まず、簿記3級の合格までにかかる勉強時間ですが、一般的に50~100時間かかると言われています。
一夜漬けで確保できるのはせいぜい10時間くらいなので、常識的に考えて圧倒的に勉強時間が足りません。
特に仕訳の基礎を身に着けるのに時間がかかる
簿記の中でも特に仕訳の基礎を身に着けることに時間がかかると言えます。
貸方・借方それぞれの意味を理解し、正確に仕訳を切れるようになるまで最低でも5時間以上はかかるのではないでしょうか。
そこから各論点を押さえてさらには財務諸表を作成する流れまで抑えるには非常に時間がかかってしまいます。
計算も多いため慣れていないと無理
簿記3級は比較的簡単な試験ですが、それでも計算問題は多いです。
固定資産の減価償却や利息の計算、家賃の日割り計算など慣れるまでに時間がかかることが多く、これらの問題を解けるようになるまでにも非常に時間がかかってしまいます。
日商簿記3級に一夜漬けで合格するために
上記の理由からも、未経験の場合は特に一夜漬けで合格することは難しいと言えます。
一方で、ある程度条件がそろえば一夜漬けも可能ではないので、そちらについても少し触れていきます。
実務経験や学習歴などがあることが大前提
まず大前提として、日商簿記3級に一夜漬けで挑むには経理職や税理士事務所に務めたことがあるなどの実務経験が必要です。
もしくは以前簿記を勉強してそこれなりに前提知識がある場合でも、最後のツメとして一夜漬けで乗り切れる可能性はあります。
過去問を数回解いて傾向を分析しよう
試験において重要なのは過去問です。
日商簿記の場合、FP試験や情報処理技術者試験の様に全く同じ問題が出されることはありません。
しかし第1問は仕訳問題・第2問は論点問題・・・といったようにある程度傾向は決まっています。
過去5回分ほど問題を繰り返しておけばパターンも掴めてくると思うので、しっかりと演習しておきましょう。
一夜漬けで合格できなかったら?
例え実務経験があったり、過去に受験した経験があったりしても試験対策をしっかりしていなければ当然落ちます。
落ちてしまった場合に今後どのように対策すれば良いかも確認しておきましょう。
しっかりと勉強方法を見直す
まず、不合格になってしまう大きな要因として、勉強方法が間違っていることが考えられます。
勉強時間ももちろん重要ですが、勉強方法が間違ってしまえばどんなに時間をかけてもなかなか合格にたどり着けません。
一方でしっかりと勉強方法を押さえておけば50時間よりも短い時間で合格ラインに達することも可能でしょう。
以下の記事では筆者が実際に合格するまでの勉強方法をまとめているので、なかなか合格できない方は参考にしてみてください。
難しいと感じた場合通信講座も活用する
独学での勉強が難しいと感じた場合、通信講座の利用も考えてみて良いかと思います。
一人で勉強していても分からないところにぶつかってしまうとなかなか学習が進まず、モチベーションの低下につながってしまいます。
また、間違って覚えてしまっても気づけないリスクもあります。
一方で通信講座を利用することで質の良い講義を受けつつ、分からないところは即座に質問できるので安心感があります。
日商簿記3級を扱う通信講座は多数ありますが、中でも筆者としてはフォーサイトがおすすめです。
理由として、要点を絞ったフルカラーテキストに加えてManabunと呼ばれる手軽にゲーム感覚で学習できるeラーニングアプリが使い勝手がよくおすすめです。
筆者自身も教材を提供していただき、レビュー記事を書いているので気になる方は以下の記事をご覧ください。
また、それ以外の通信講座についても以下の記事で比較しているので、気になる方は目を通してみてください。
日商簿記3級の一夜漬けまとめ
今回は日商簿記3級に一夜漬けで合格できるのかといった点について解説しました。
簿記試験は選択問題もなく、運に頼ることもできないため実力勝負となります。
計算問題や仕訳問題は根本的に理解していないと解くことが難しく、未経験者が一夜漬けで合格するのはまず無理と言えるでしょう。
一方、実務経験者や受験経験者はそれなりに対策することで合格できる可能性もあります。
あまり推奨しませんが、ある程度経験があってなかなか時間が確保できない場合チャレンジしてみても良いかもしれませんね。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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