[FP技能検定試験]過去問の活用方法は?どのタイミングで解き始めれば良い?
FP試験において、合格を左右するものは過去問と言って過言でありません。
しかし
と言った疑問もあるかもしれませんね。
今回は過去問の重要性や活用方法、解き始めるタイミングを解説していこうと思います。
FP試験において過去問が必要な理由
まず、FP試験においてなぜ過去問が必要なのかを確認してみましょう。
試験傾向を掴むのにちょうどよい
試験傾向を掴むにおいて、過去問題は非常に重要です。
FPの試験は範囲が非常に広く、全体像を把握するのは困難とされていますが過去問を解くことで良く出題される問題や出題傾向を知れます。
重箱の隅を楊枝でほじくるような問題よりも頻出問題の対策をする方が合格の近道なので、何回か解きつつ傾向を掴むことに集中しましょう。
学科も実技も過去の流用が多い
FP試験に限った話ではありませんが、学科試験においても実技試験においても、過去問の使いまわしは非常に多いです。
例えば以下の問題はFP3級の2019年1月と5月の実技試験(日本FP協会)になりますが、細かな数値が少し変わったくらいで問題文はほとんど変わりません。
過去問の形式を覚えてしまえば最悪暗記でも解けてしまうので、演習量がいかに合格への近道か分かるかと思います。
本試験に慣れる
過去問をこなさずに本試験を受けると本番で形式に慣れずに戸惑ってしまう事が考えられます。
基本的に学科試験はマーク試験で実技試験は筆記試験(日本FP協会ときんざいで大きく変わる)です。
FP2級の学科試験の解答欄
FP2級の実技試験の解答欄
過去問は模擬試験として解いておかないと時間配分なども分からないので、必ず一度は時間を計測しながら解くようにしましょう。
過去問を解くにあたって
過去問を解くにあたって注意点や有効に利用するための方法も見てみましょう。
いきなり問題から入ってもOK?
中には過去問から解く人もいらっしゃいますが、FP試験の場合はいきなり過去問から入っても問題ありません。
難しい試験(法律系や技術系など)の記述・計算の場合は知識がなければ手が動きませんが、FP試験は特に学科試験が選択肢なので問題を解く際手が止まることはないです。
また、保険やライフプランなど身近な事象も多く、一般常識で解ける問題も多くなっています。
過去問がそのまま出た場合、答えを覚えて置けば解けるので解いた問題数を稼ぐ意味合いからも早め早めのうちに問題を解いておく方が望ましいですね。
学科は過去10回分ほど解けば十分
学科試験については過去10回分ほどをさかのぼって解くようにしましょう。
1回の試験が60問で10回なので600問ほど解くことになります。
600問も解けば問題のパターンや傾向がある程度つかめてくるのではないでしょうか。
ある程度問題数をこなしたら、新しい問題に着手するよりも間違えた問題の復習をするようにしましょう。
それ以上さかのぼって問題を解くのも良いですが、あまり古すぎる問題の場合、法改正の前の古い問題のため役に立たない可能性があります。
実技試験は自分の得意な分野を選ぼう
実技試験は日本FP協会ときんざいで大きく異なります。
自分の得意な分野を選ぶためにも、まだどちらで受験するか決めていない方は一通り全ての分野を受けてみても良いかもしれません。
以下の記事に3級、2級それぞれの実技試験の対策やどれを選んだら良いかについてまとめています。
最後の方に少し書いていますが、筆者は日本FP協会のみしか受験していません。
1回解き終わり、2回目の過去問を解こうとしたところほとんど同じ問題しか出ないことが発覚したため、1回の勉強だけで十分でした。
まだ何を受けるか決めていない方は、対策の立てやすい日本FP協会を選ぶと良いかと思います。
過去問題はどこで手に入る?
問題数をこなすには過去問題集を解くのが効率が良いかと思います。
具体的に過去問題を解く方法としては、無料で主催者サイトの問題を利用するか、テキストを購入するかが考えられます。
主催者サイトを利用しよう
FPの試験問題は主催者サイトで無料で利用することができます。
お金もかかりませんし、模範解答も載っているので答え合わせも容易にできます。
以下に日本FP協会ときんざいの模範解答が載っているページへのリンクを貼っておくので、ぜひ活用してみてください。
テキストを購入
主催者サイトで無料で問題を解けますが、解説は載っていません。
したがって自分の解答の正誤はわかってもなぜそれが正しいのか、間違ったのかはなかなか分かりませんね。
詳しい解説を知りたかったり、各分野ごとに体系的に知識を付けたかったりする場合はテキストの購入も検討してみましょう。
個人的にはみんなが欲しかった!FPの問題集がおすすめです。
無料サイトを活用しよう
テキストの問題だとせいぜい各分野100問くらいしか解けません。
それだけでも十分なのですが、それ以上に問題を解きたい!と言う方もいらっしゃることと思います。
その場合、無料サイトも積極的に活用していきましょう。
最近では解説はもちろんの事、解いた問題の正誤情報を保存し、復習や自己分析に役立つサイトも増えています。
特に以下のFP試験ドットコムは非常に有用性が高いので、是非使ってみてください。
FPの過去問に関するまとめ
今回はFPの過去問に関して、対策方法や解き方のコツを紹介しました。
FP試験は過去問を制する者が本試験を制すると言えるので、徹底的に過去問を解いて分析したうえで試験に臨むようにしましょう。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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