[FP2級]何回受けても不合格・・・何度も落ちてしまうという方へ
FP2級は転職市場でも人気が高くかなりの方が受験されます。
合格率は40%ほどで決して低くはないのですが、
と言ったように、不合格になったり落ちてしまったりする方が後を絶ちません。
この記事では特にFP2級に落ちてしまった、と言う方に向けての対策方法を解説していきます。
FP2級は相当数の方が落ちている
まず、FP2級ですが、受験者数もさることながら相当数の方が落ちています。
統計資料を基に、どれくらいの方が受験し、合格率はどれくらいで、合格者数が何人かと言った内容を確認してみましょう。
毎年の受験者は15万人
まずは毎年の受験者数から確認してみましょう。
2020年5月は中止になってしまったため、その前の2019年の統計資料を用います。
また、受験者数は実際に試験を受けた人のみ(申し込んだけど受験していない人を除く)に限定し、日本FP協会ときんざいで共通の学科試験での資料となります。
年月 | 日本FP協会 | きんざい |
2019年9月 | 20,935名 | 31,371名 |
2019年5月 | 18,097名 | 28,241名 |
2019年1月 | 22,076名 | 36,174名 |
合計 | 61,108名 | 95,786名 |
このように、毎年15万人前後もの人が受験しています。
合格率は日本FP協会ときんざいで結構違う
FP2級は日本FP協会で受験してもきんざいで受験しても同じ問題(学科に限る)で、合格後の扱いも2級ファイナンシャル・プランニング技能士と言った扱いに変わりはありません。
しかし以下の合格率をご確認ください。
年月 | 日本FP協会 | きんざい |
2019年9月 | 43.42% | 20.97% |
2019年5月 | 40.17% | 20.88% |
2019年1月 | 48.26% | 31.11% |
きんざいは日本FP協会の半分の合格率しかないことが分かります。
理由は定かではありませんが、日本FP協会は自主的に受ける人が多いのに対して、きんざいは会社から強制的に受けさせられる人が多いためと言った説が濃厚です。
受験者数や合格率の推移について、以下の記事でまとめているので興味がある方はご覧ください。
年間で落ちているのは何人?
ではあらためて、受験者数×(100%-合格率)で落ちている人の人数も見てみましょう。
年月 | 日本FP協会 | きんざい |
2019年9月 | 11,845名 | 24,791名 |
2019年5月 | 10,828名 | 22,343名 |
2019年1月 | 11,422名 | 24,920名 |
合計 | 34,095名 | 72,054名 |
このようにしてみると不合格の方だけで毎年10万人を超えていることが分かります。
FP2級に落ちる人の特徴
筆者の周りでも1発で合格できる人もいれば、何度も落ちてしまう人も見てきました。
あらためて、どのような人が落ちてしまうのか特徴もまとめてみます。
FP3級と同じ感覚で受験した
FP3級の場合選択肢の数も少なく、運で合格することも難しくはありません。
その証拠として、FP3級は80%の合格率を誇っています。
そのため十分な知識がないにも関わらず合格してしまった方も多いと思います。
その流れで
と考えて受験すると、選択肢の多さや問題文の難しさから試験当日に顔面蒼白・・・なんてことも十分あり得ます。
計算問題が解けなかった
FPでは特に計算問題が多く出題されます。
計算問題ではそこまで難しい計算力を問われることはありませんが、計算がどうしても苦手と言う方は中々合格が難しいかと思います。
以下の記事では特にFPで問われる計算問題をまとめています。
内容はFP3級向けですが、計算問題を対策するにあたって重要ポイントのみをまとめているので、しっかりと対策しておきましょう。
過去問対策が甘かった
FP2級は過去問から出題される傾向が強く、過去数回分の過去問をしっかり解けば基準点に達することができます。
過去問を解いた数が合格者より圧倒的に足りなかった、解いたけどしっかり復習していなかった、それでは合格できないので、過去問についても見直してみた方が良いかもしれませんね。
FP2級に落ちてしまったら?
万が一FP2級に落ちてしまったらどうするのが良いでしょうか。
必死に勉強して時間を費やしたにもかかわらず不合格・・・それだとへこむ気持ちもよくわかります。
しかしそこまで落胆する必要はありません。
4ヶ月後にまた受験できる
FP2級は毎年1月と5月と9月の年に3回実施されています。
万が一落ちてしまっても次の試験は4ヵ月後に受けられます。
4ヵ月あればしっかりと対策できるので、反省も大事ですが切り替えて次の試験の準備を始めましょう。
スケジュールの立て方は以下の記事でまとめているので、合わせてご覧ください。
一部受験はフル活用
FP2級は一部合格制度と呼ばれる制度があります。
一度合格した科目はその受験した日から起算して翌々年度末まで受験する必要がありません。
例えば、2020年の9月に学科試験に合格すれば2022年の9月までの期間に実技だけ受けて基準点(6割クリア)で合格が認められます。
一度に両方合格できなかった、対策する余裕がなかったという方はこの制度も有効活用していきたいですね!
間違えた問題は絶対に対策
先程も触れた通り、FP2級は同じ問題や類似問題が出題される傾向が強いです。
過去に解いた問題がもし出た場合は100%解けるようにしておきましょう。
もし過去に解いたことがある問題が出題されて本番でも正解できなかったら・・・ヘコみますよね。
過去に解いた問題の正誤情報を記録しておくことができるサイトもあります。
筆者もこのサイトにお世話になって1発合格できたので、ぜひ活用してみてください。
何回受験しても不合格なら?
何回受験しても不合格・・・そういった時はあらためて方針を変えてみる必要があります。
情報交換を積極的に
一人で勉強をしていても頭打ちになってしまったり、分からないところを相談できなくてやる気がそがれてしまったりすることも考えられます。
そういった時は他の方と情報共有をしながら勉強していくのがおすすめです。
当サイトでは掲示板を設けているので、意見交換や分からないところの相談に活用してみてください。
通信講座の利用もアリ!
どんなに勉強しても分からないところが多すぎる、覚えられないと言った壁にぶち当たることも多いのではないでしょうか。
そんなときの打開策の一つとして、通信講座の利用もおすすめします。
通信講座は数万円単位でかかってくるためコストの面ではかかってしまいますが、その分クオリティの高い講義動画やテキストのおかげで勉強時間を短縮できたり、質問制度によってわからないところをすぐに解決できたりとメリットも大きいです。
特にFP試験の場合フォーサイトはおすすめです。
理由としてはフルカラーでイラストを多用したわかりやすいテキストに加え、ハイビジョン講義動画が分かりやすく、e-ラーニングアプリで隙間時間に勉強できるためモチベーションが続きやすいためです。
合格率もFP2級の全国が40%前後に対して、フォーサイト受講者は80%前後と驚異的です。
以下の記事ではフォーサイトの教材について、詳しくレビューしているのであわせてご覧ください。
FP2級に落ちたときの対処法まとめ
今回はFP2級に落ちてしまった方や、何回合格しても不合格・・・と言った方に向けての対策方法をご紹介しました。
合格率的に見ても半数以上(10万人以上)は落ちるシビアな資格なので、しっかりと対策を立てて再チャレンジしてください。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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