[FP技能検定試験]独立や開業に役立つ?活かすための方法やポイントを徹底解説!
FP資格を取得できてもなかなか稼げず、
と言ったように一念発起して独立を目指す方は少なくありません。
筆者の知り合いにもFPで独立されて年間1,000万程稼いでいる方は数名いらっしゃいます。
今回はFPとして独立したい!開業したい!と言う方に向けて解説しようと思います。
※職業のファイナンシャルプランナーと資格のファイナンシャルプランニング技能士それぞれ紛らわしいので、以降、仕事に関してはファイナンシャルプランナー、資格についてはFPと記述します。
独立ファイナンシャルプランナーとして信頼できる資格の級は?
ファイナンシャルプランナーとして独立する場合、資格は何級から必要なの?と疑問に思う方が多いと思います。
まずはそのような疑問にお答えしていこうと思います。
一応FPを名乗るにあたって資格はいらない
最初に申し上げると、ファイナンシャルプランナーを名乗るにあたって資格は必要ありません。
例えば業務独占資格の弁護士だったり医師だったり、はたまた名称独占資格の中小企業診断士や情報処理安全確保支援士は資格を取得したり登録して許可を得なければ行けず、資格を持っていないにもかかわらず名刺や履歴書に書いてしまうと法的に罰せられてしまいます。
しかしFP資格に関してはそのような規定はなく、無資格でファイナンシャルプランナーと名乗ったり名刺に書いても全く問題ありません。
それでも最低FP2級は欲しい
無資格でファイナンシャルプランナーを名乗ることは問題ありませんが、お客さんから信頼を得るにあたってやはりFP資格は持っておきたいものです。
FPは3級・2級・1級とありますが、特に2級辺りを持っているとお客さんからも信頼されスムーズに仕事が進むことと思います。
ただ、2級を取るには3級を経由するのが一般的で、最低でも半年以上は覚悟しなければいけません。
もしそれより短い期間で2級を取得したい!と言う場合はAFP認定研修を受講することをおすすめします。
AFP認定研修については以下の記事でまとめています。
名刺や履歴書への書き方もチェック!
資格をすでに持っているのであれば、あらためて名刺や履歴書への書き方も確認しておきましょう。
正式名称で書くことだったり、書く順番だったりも非常に重要です。
特にFPはファイナンシャルプランニング技能士と言ったややこしい名前をしています。くれぐれも間違えないようにしましょう。
ファイナンシャルプランナーとして開業するための手順
ファイナンシャルプランナーとして開業するための手順や流れも確認しておきましょう。
開業届を提出しよう
開業する場合は開業届を提出する必要があります。
タイミングとしてはこれから事業を始める前が良いですが、すでに事業を始めていたり収益が発生したりしている場合はなるべく早く提出するようにしましょう。
開業届を出しておくことで得られるメリットは
- 損益通算ができる
- 青色申告ができる
- 屋号で銀行口座が作れる
など、非常に大きいです。
一方でデメリットやリスクもありますが、開業届を出すことは義務なので、素直に出しておくのが無難です。
資格は後でもOK
先ほども少し触れましたが、資格を取得していなくてもファイナンシャルプランナーを名乗ることができます。
今後ファイナンシャルプランナーとして生きていくのであれば資格を取ることも重要ですが、すでにお客さんがいたり仕事があったりと言った恵まれている場合は先に開業届を出して仕事をしながら資格を取っていっても問題ありません。
ビジネスのチャンスを逃さないようにしましょう。
無理に退職する必要はない
独立をする場合、完全に仕事を辞めてフリーランサーとしてやっていくのもアリですが、副業や週末起業としてサラリーマンをやりながらと言った形式でも良いかと思います。
独立・開業したからと言って将来安泰である可能性はそこまで高くなく、複数収入口があったほうが安定性は高くなります。
ファイナンシャルプランナーが独立できるフィールドって?
では具体的に、ファイナンシャルプランナーが独立して活躍できるフィールドにはどのような物があるのでしょうか。
個人・企業へのコンサルティング
最も一般的な仕事としては個人や企業(零細・中小)相手にお金に関する相談に乗るコンサルティングの仕事ではないでしょうか。
最近ではファイナンシャルプランナー以外でもフリーランサーやベンチャーは増えており、お金の知識が追い付いていない!と言うところは非常に多いです。
相談に乗るだけの場合用意するものも少なく、初期投資が少なくて済むのも魅力の一つですね!
特に月額顧問契約を結ぶことができれば安定収入に繋げることができます。
ライター業・ウェブ系
次に多いのがライター業やweb系の仕事ではないでしょうか。
筆者の様にFPに関するウェブサイトを作成しアフィリエイトで稼ぐのも手段の一つです。
後はある程度書く仕事に慣れ、実績ができればライター業としても収入口を増やすことができます。
ライター業の場合文字単価は0.5円~2円くらいが一般ですが、中には1文字10円くらいの高額案件もあります。
この記事が大体5千文字くらいなので、これ1本で5万円ほど稼げてしまう計算です。
最初のうちはほとんど稼げず、最悪の場合1時間で数十円~数百円にしかならないこともありますが、実績が募ればいずれ高額案件にたどり着けることでしょう。
不動産経営
不動産経営はマンションや賃貸住宅の大家として生計を立てていくことになります。
始めるにあたっては土地や不動産そのものなど、莫大な資産が必要ですが、最近であれば借入れた不動産をまた貸しして収入を得ることもできます。
また、不動産経営の場合は宅建士の資格も持っていると良いかもしれません。
いずれにしても不動産営業は用意するものが多いため、どうしても初期投資が大きくなってしまう傾向にあります。
投資をしたものの芽が出なかった場合負債を背負ってしまう可能性もあるので、じっくりと検討したうえで行動に移すのが良いでしょう。
まずはお客さんを見つけることが最優先
いずれにしてもお客さんを見つけないことには仕事になりません。
具体的には以下の様なパターンでお客さんを見つけるのが良いかと思います。
友人・知人
最初に友人や知人をあたってみるのが良いのではないでしょうか。
友人で最近起業した人がいる、独立しようと考えている人がいる、そんな場合はチャンスです。
友人で独立したり開業したりしたい人がいない場合でも、友人の友人だったり仕事仲間だったりを紹介してもらうというパターンもあります。
筆者も知り合いの方からライター業を紹介してもらいお仕事をさせて頂いた経験もあるので、そのような繋がりは大事にしましょう。
SNS
最近ではTwitterやFacebookと言ったSNSで仕事仲間を見つける事も増えているようです。
いきなり友達申請をして仕事を聞いたりDM送って提案したりと言ったことは敷居が高いと思いますが、仕事仲間を見つけるためのコミュニティもあるので活用してみましょう。
クラウドソーシングサービスやスキルマーケット
ココナラと言うサービスを聞いたことがある方も多いかと思いますが、このようなスキルを個人で売買できるサービスも増えてきました。
筆者もWeb設計やデザインを依頼したことがありますが、内容はプログラミングスキルから恋愛相談、似顔絵やイラスト作成、そしてお金や資格に関する相談など多岐に渡ります。
こちらもお客さんを見つけるには打ってつけのサービスかなと思います。
個人的にはココナラとランサーズ辺りがお客さんも多くておすすめかなと思います。
ファイナンシャルプランナーが独立・開業するにあたって
今回はファイナンシャルプランナーを目指す方が独立や開業するにあたってお客さんの見つけ方やタイミング等をまとめてみました。
筆者自身もFP試験を持つライターとしてこのサイトで生計を立てていますが、独立・開業には夢があります。
一方でさまざまな要因によって事業が回らなくなると言ったリスクも十分にあります。
得られるメリットとリスクを十分に考慮したうえでチャレンジされると良いかと思います。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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