[応用情報技術者試験]午前試験免除は無し?午前だけ・午後だけ合格は無意味?高度試験の免除についても解説!
応用情報技術者試験は午前・午後に分かれる試験です。下位試験の基本情報技術者であれば科目免除があるため、以下のように思われる方は多いです。
そこで今回は、応用情報技術者試験の免除制度について解説していきます。
本記事のまとめ!
- 応用情報は基本情報や高度試験と異なり、午前免除はない
- 午前試験は過去の使いまわしも多く、対策は容易
- 効率よく対策したいのであれば通信講座を活用しよう
応用情報技術者試験の午前試験免除はある?
応用情報技術者試験の午前試験免除について確認していきましょう。
残念ながら応用情報技術者試験に午前免除はない
基本情報技術者試験や高度区分試験には免除があるため、応用情報技術者試験にも免除制度があると勘違いする方は多いです。
しかし残念なことに、応用情報技術者試験には午前免除がありません。
基本情報技術者試験のように、特定の通信講座を受講したり学校に通ったりしても免除されないので注意しましょう。
午前試験だけ合格したり午後試験だけ合格したりしても無意味
応用情報技術者試験は1回の受験で午前試験・午後試験の両方を6割獲得して突破する必要があります。
午前試験だけ合格したり、午後試験だけ合格したりしても、もう片方が6割未満なら不合格です。
応用情報技術者試験合格後2年間は高度区分の午前1試験が免除される
応用情報技術者試験自体が免除される制度はありません。しかし、応用情報技術者試験に合格できればその後2年間、高度区分の午前1試験が免除されます。
例えば2023年4月に応用情報技術者試験に合格できれば、2023年10月・2024年4月・2024年10月・2025年4月の4回は午前1試験免除を受けられます。
応用情報技術者試験の午前試験の概要
次に、応用情報技術者試験の午前試験について、概要を確認していきましょう。
応用情報技術者試験午前問題の配点や試験時間は?
応用情報技術者試験の午前試験は9:30~12:00の間に行われます。問題数は80問で、100点満点です。傾斜配点はないので1問辺り1.25点です。
合格点が60点以上なので、48問以上正解すれば午前試験は通過できます。応用情報技術者試験の詳しい配点に関しては以下の記事をご覧ください。
応用情報技術者試験午前試験の問題傾向について
応用情報技術者試験の午前試験における問題の傾向も見てみましょう。まず例年の応用情報技術者試験の問題傾向は以下の通りです。
科目 | 問題数 | 1問あたりの得点 | 満点 |
テクノロジ系 | 50問 | 1.25点 | 62.5点 |
マネジメント系 | 10問 | 12.5点 | |
ストラテジ系 | 20問 | 25点 | |
計 | 80問 | 100点 |
また、応用情報技術者試験の午前問題はその他区分の情報処理技術者試験同様、過去問題の使いまわしが多いです。
残りの半数問題は新しい技術や知識も問われます。
例えばAR・VR・5G・IoTなど、ニュースで取り上げられている話題もしっかりとキャッチしておくことが必要です。
応用情報技術者試験の午前試験の対策
応用情報技術者試験の午前試験を対策をする上で必要な勉強方法をご紹介します。
徹底的に過去問を繰り返す
先応用情報技術者試験は過去問題の使いまわしが非常に多く、半分の40問ほどはそのままの形式で出題されています。
したがって、過去問を極めることで50点は得点できます。残り50点は4択問題なので適当に答えても期待値的には12.5点獲得できます。過去問だけで合計62.5点取得できて合格できるのです。
過去問を効率よく学習できるサイトとして、過去問道場様がおすすめです。
新しい技術や知識も余裕があればインプットする
応用情報技術者試験の午前試験は、半数が過去問の使いまわしです。しかし、残り半分は全く新しい問題です。
そのため最新技術についても対策しておくことが望ましいです。しかし出題内容は新しい技術や概念も多いのでなかなか対策が難しいです。
IPAのサイトでシラバスを見つつ、見慣れない用語については適宜調べましょう。
また、テキストを使用する場合は過去年度の物をフリマアプリで買うのではなく、最新年度版を買うようにしてください。
特にセキュリティ関係の問題は旬な話題が取り上げられる傾向です。IPAのホームページに掲載されているセキュリティ情報もチェックしておくと良いです。
午後試験も見越した勉強をする
応用情報技術者試験は、午前試験ももちろん大事ですが、その後には午後試験も控えています。どちらかというと午後試験の方が通過できずに玉砕してしまう方が多いです。
午後試験は記述や長文と言った文系寄りの能力も問われますが、ベースは午前試験の知識です。
午前試験問題は過去問の使いまわしが多いからと暗記するのではなく、1問1問理解したうえで午後試験にも活かせる知識を作るつもりで解いていくと良いです。
午後試験の対策は別途、以下の記事でまとめています。
応用情報技術者試験に免除はなくとも通信講座を使うのはあり
応用情報技術者試験は通信講座を受けても午前試験免除を受けられません。
しかし、通信講座では難しい論点の解説を懇切丁寧に聞けるため、合格に近づくことは間違いありません。
応用情報技術者試験対策の通信講座の中でも特におすすめの通信講座を紹介するため、参考にしてください。
スタディング
受講料(税込) | 43,800円~ |
受講期間 | 次回検定試験日まで |
カリキュラム | 【午前試験対策】 ・基本講座(ビデオ/音声):76講座(合計約28時間) 【午後試験対策】 ・午後試験解説講義 全体概観:1回(約30分) ・各分野解説講座(ビデオ/音声):42講座(合計約17時間) |
教材 | 【午前試験対策】 ・WEBテキスト:76講座 ・スマート問題集:76回(合計603問) ・セレクト過去問集(午前試験):23回(合計484問) 【午後試験対策】 ・PDFテキスト:42講座 ・セレクト過去問集:11回(大問51問) |
サポート・特典 | 無料講座登録で初回5%OFF |
公式HP | https://studying.jp/oyojoho/ |
以前は通勤講座とも呼ばれており、スマホ1台でいつでもどこでも講義視聴や問題演習ができるので手軽に勉強を続けられます。
受講料も4万円台と安めで、他の応用情報技術者試験の対策講義と比較してもお財布にやさしい点で大きな魅力です。
その他の応用情報通信講座
スタディング以外にも、多くのスクールで応用情報技術者試験の対策講座を開講しています。以下の記事では各講座の価格や特徴を徹底的に比較しているので、一度目を通してみてください。
応用情報技術者試験の午前試験免除に関する質問
- 応用情報技術者試験に午前試験免除はありますか?
- 応用情報技術者試験自体の午前試験免除がされることはありません。一方で応用情報技術者試験合格後に高度区分の午前1試験が免除されます。
- 応用情報技術者試験合格後、高度区分の試験免除期間はいつまで(何回)ですか?
- 応用情報技術者試験合格による、高度区分の午前1試験免除適用が受けられるのは合格後2年までです。
応用情報技術者試験の午前試験対策や免除に関するまとめ
本記事のまとめ!
- 応用情報は基本情報や高度試験と異なり、午前免除はない
- 午前試験は過去の使いまわしも多く、対策は容易
- 効率よく対策したいのであれば通信講座を活用しよう
応用情報技術者試験に免除制度はありません。また、午前試験だけ、午後試験だけ合格しても繰り越しできないため対策は困難です。
しかし、通信講座などを活用し根本的な理解ができれば、スムーズに合格できます。
午後の試験に集中できるためにも、午前試験のベースを抑えつつ、計画的に対策をしていきましょう!
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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