[日商簿記2級(商業簿記)]固定資産の廃棄[無料講座・例題付き!]

2021年7月6日

日商簿記2級 固定資産の廃棄

今回は日商簿記2級における固定資産を廃棄した場合の処理について学習します。

チョロ
チョロ
何もしてないのにこのパソコン壊れたでチュ!!これは廃棄するしかないでチュ!
キュー
キュー
(さっきアップデート中に電源切ったやろ・・・)

固定資産の廃棄

固定資産のなかには耐用年数以内に故障してしまったり使い物にならなくなってしまったりして廃棄することもあります。

廃棄の場合は別途廃棄費用がかかることもあるので、例題を通して処理を見てみましょう。

ひまわり商事は、備品(取得原価8,000円、減価償却累計額7,200円、間接法で記帳)を破棄した。

なお、廃棄費用200円は現金で支払った。

固定資産を廃棄したときの仕訳

固定資産を廃棄したときは、処分価値は無いため固定資産の帳簿価格を全額固定資産廃棄損(費用)として処理します。

なお、廃棄費用も固定資産廃棄損に含めて処理します。

借方 金額 貸方 金額
減価償却累計額 7,200 備品 8,000
固定資産廃棄損
(費用の発生↑)
1,000 現金 200
カズ
カズ
つまり貸借差額を固定資産廃棄損で処理すれば良いんだね!
スポンサーリンク

固定資産の廃棄・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること(iOSの一部の環境以外は自動入力されます)。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[現金][機械][未払金][減価償却累計額][固定資産廃棄損]

問1

当期首において、機械(取得原価240,000円、減価償却累計額220,000円、間接法で記帳)を廃棄した。なお、廃棄費用10,000円は月末に支払うこととした。

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

固定資産の廃棄・まとめ

今回は固定資産の廃棄について学習しました。廃棄費用も固定資産廃棄損に入れることを覚えておきましょう。

チョロ
チョロ
Windowsアップデート中に切っちゃダメだったでチュか?
カズ
カズ
ダメ、ゼッタイ!

次回は建設中の固定資産について学んでいきます。


本気で簿記2級を狙うなら・・・
フォーサイトがおすすめです!
  • 論点を絞った分かりやすい講義
  • フルカラーで挫折しにくいテキスト
  • 簿記3級と簿記2級をセットで狙える!

簿記


スポンサーリンク